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第74話 キング。2

「あの……質問なんですけど、前出しキングはやはり私生活でも前出しされるんですか?」


「何言ってるんですか」


「し、失礼しました!そりゃしてて当然ですよね!」


「やってねえよ!」


 なんかすごい勘違いされている。そもそも何なんだ前出しキングって。早く誤解を解きたいんだが。


「いやぁーまさか、前出しキングとこうやってお話しできるなんて……光栄です」


「いや……あの……まず前出しキングって何ですか」


「え?全日本前出しグランプリを優勝した時のことを覚えていないんですか!」


「そんな大会出たことねえ!」


「素晴らしい!優勝した大会が多すぎて覚えていないんですね!」


「あーもう!何なんだよ!こいつ!」


 どう頑張っても誤解が解ける気がしない。心が折れてきた。


「あの……前出しキング」


「いや、だから違うって」


「失礼いたしました。前出しキング様」


「様つければいいってもんじゃねえよ!」


「前出しキング大統領……いや、違うな……前出しキング閣下……」


「もう前出しキングでいいよ、バカ!」


 心折れちゃった。誤解を解くのが不可能の感じたため、前出しキングと一時的に名乗ることにする。要件だけ聞いてとっとと追い出してやる。


「失礼致しました。前出しキング」


「それで要件はなんだよ」


「お願いがありまして……」


「お願い?」


「あなたの弟子にしてください……!」


「……はあ!?」



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