表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/245

第72話 ふぇー。13

「これはあくまで推測なんすけど……」


「なんだ?」


「店長の気持ち悪い顔を見ると吐き気を催しておぇーって言うんじゃないっすか?」


「ふぇーから言葉変わってるし、それが理由だとしても嫌だわ!」


「柚子ちゃん、おぇーって言ってみて」


「お、おぇー」


「や、やめろ!柚子ちゃんのキャラを変えるな!」


 ふぇーだったらよくわからないから可愛いってなるけど、おぇーって本当にただの嫌がらせじゃないか。


「でもこの考えが一番しっくりこないっすか?」


「まあたしかに……。俺の顔の何が悪いんだ……」


「パーツとバランスじゃないっすか?」


「単純に俺の悪口を言うな!」


「まあでもいいんじゃないっすか?店長の顔さえ見なければ会話できるっていう考えもできますし」


「試してみるか……柚子ちゃん下を向いて」


「ふぇー」


「今日はいい天気だね」


「ふぇー」


「本当だ!会話出来てる!会話出来てる!これは大きな進歩だぞ!」


「店長、会話できてないっす」


「……」


「本当に柚子ちゃんの謎は解明できないっすね……。一歩近づいたと思ったんすけど……」


「もう諦めるしかないってことか……」


「……あのっ!」


 柚子ちゃんが珍しく力強く大きな声であかっちに向かって喋り出した。


「……諦めないでください……。私、店長さんとちゃんとお話がしたいです……!」


 ……前から思ってたんだけど、柚子ちゃんの努力で解決できない問題なのかな。これ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ