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第62話 おでん。

「前から思ってたんっすけど」


「どうした?」


「うちの店のおでん不味いっすよね」


「うっせえよ」


 今日のシフトはあかっちと一緒だ。


「ゴミみたいな味しますもん」


「これでも頑張って作ってんだぞ」


「そんな無理して作らなくていいのに」


「コンビニといえばおでんだろ!だから毎日作ってんだよ!」


 うちの店ではおでんを手作りで提供している。そのほうが売れそうだなと思って、去年の冬から初めているんだが、マジで売れない。一度買ったお客さんは二度と買わないとわざわざ報告してくれるレベル。


「廃棄になるのになんで作るんすか?」


「今日は寒いからおでんを買って帰ろうかなって思っているお客さんがいたらかわいそうだろ」


「これ買わされるほうがかわいそうっす」


「うっせえよ!ならお前が作ってみろよ!!」


「え、ああ。いいっすよ。」


「言ったな?これで俺のより不味かったらボコボコにしてやるからな!まじでボコボコにしてやるからな!」


「はいはい、了解っす。今度作って持ってきますね」


 どんなもの作ってきても不味いって言ってやる……!!


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