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第61話 ふぇー。9

 

 後日。


 七海ちゃんにラインを送ってみた。


 店長:本当に家に行ったらいいの?


 七海:もう集合場所を忘れるなんて頭スッカスカですね。せめて脳にあんこでも詰めたらどうですか。


 店長:か、確認だよ!確認!




「ふぇー」


 なんで家に集合なんだよ……。俺女の子の家なんて遊びに行ったことねえよ……。あいつって一人暮らしなのかな……?実家暮らしならかなりきまずいぞ……。スーツとか着てったほうがいいのかな……。ああ……クーリング出してないな……って考えすぎな気がしてきた。


「ふぇー」


「ああ。柚子ちゃんごめんごめん。ぼーっとしてたわ」


 今日は柚子ちゃんとシフトが一緒だ。くそ。こんな幸せな時間をあいつのせいで……!!、もう考えるのはよそう。


「ふぇー」


「よし、仕事しよう!仕事!」


「ふぇー!」


「ゆ、柚子ちゃん?」


 柚子ちゃんがレシートの裏に何か書き始めた。えっと……何々……「何を考えていたんですか?」……普通にしゃべってくれればいいのに。


「えっとね。七海ちゃんの家に行くことになったんだけど、変に考えちゃってさ」


「ふぇ………………ふぇー!!!」


「ど、どうしたの?」


 また柚子ちゃんがレシートの裏に何か書き始めた。……「何しに行くんですか?」……。


「えっとね。話すとややこしいんだけど、要するにデートのプランを立てるんだよ」


「ふぇ………………ふぇー!!!!!」


「ど、どうしたの?」


 またまた柚子ちゃんがレシートの裏に何か書き始めた。……「二人は付き合っているんですか?」


「え……ああ!そういうことね。事情があってお客さんのデートのプランを考えることになったんだよ。別に付き合ってるわけじゃないよ」


「そうですか……あ。ふぇー!」


「えええ」

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