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第52話 うさぎ。3

「ぴょんぴょん!!!」


「前にも言いまいたが、にんじんは販売しておりません」


「まだ何も喋ってないぴょん!」


 うさぎ女が来店してきた。なんだか久しぶりな気がする。たまにはこんなやり取りもいいな……ってんな訳あるk……もうこのくだりいいか。


「どうされましたか」


「この間のお礼を言いに来たぴょん!」


「お礼……?ああ、あかっちの履歴書のことね。いいよいいよ。」


以前うさぎ女が来た時にあかっちの履歴書を売ってほしいと言ってきたのだ。最初は何言ってんだこいつと思ったが、1万円払うと言われたからすぐ売ってやった。うちの店も経営が苦しいのだ。売れる物は価値の高い時に売ってしまいたい。


「履歴書を売ってくれたことには感謝してるぴょん。でも何回家に行ってもお母さんしか出て来ないぴょん。なかなか会えなくて寂しいぴょん……。」


「それは残念ですね」


「……そこでお願いがあるぴょん」


「どうされました?」


「デートをセッティングをしてほしいぴょん」


「うちの店マジでなんだと思ってんだよ」


どいつもこいつもコンビニにない物やサービスばっか求めやがって……。いい加減にしろよ。ガツンと言ってやる。


「……やってくれないぴょん?」


「コンビニがデートのセッティングなんてやると思います?常識的に考えてわかりますよね?」


「セッティングしてくれたら、3万円払うぴょん」


「失礼いたしましたお客様。喜んでやらさせて頂きます」


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