表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/245

第41話 デート。2

「この店インターホンないんだって。変な店だよね」


「そ、そうですね……」


「とにかくそのまま入っていいらしいから行こっか」


「……はい」


 うーん……改めて考えてみるとお店にインターホンってあったっけ……?これってもしかして先輩のギャグだったのかな……。もしそうなら店長さんみたいに「なんでやねん!」って言えばよかった。先輩に申し訳ないな……。


「い、いらっしゃいませ。二名様でよろしいでしょうか?」


「えっと、今いるのは……僕と柚子ちゃんだから……はい、三名です」


「……えっと……に、二名様でお間違いないですよね?たばこはお吸いになられますか?」


「たばこってなんですか?」


「……え?」


「先輩。店員さんにまで冗談を言うのはやめてくださいね?えっと……禁煙席でお願いします」


「あ、ああ!冗談だったんですね!失礼いたしました。こちらの席にどうぞ」


「あのさ、柚子ちゃん。たばこってどんなのだっけ?」


「ふふっ。先輩って本当に面白い人ですね」


 その後、店員さんに案内してもらい席に座りました。


「私ここのファミレス初めて来ました」


「そうなんだ。僕も初めてだよ」


「あの……後ろの席の人、皆サングラスにマスクをつけてますね」


「みたいだね」


「……花粉が流行っているんでしょうか」


「花粉……?ああ。た、たぶん花粉だよね。花粉だよ」


 うぅ……。私も花粉症だからマスク付けてきたらよかったな……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ