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第34話 ご相談。2

 俺の背後には七海ちゃんがいた。


「あれ、ウォークインにいたはずじゃ」


「そうですね……ワープしました」


「んなわけあるか」


「え、店長さんもしかしてワープしたことないんですか?」


「ないに決まってんだろ!」


「まじっすか。店長ワープ無理系だったんすね」


「お前は便乗すんな!」


 本題に入ってすらいないのに、七海ちゃんが会話に参加した途端この有り様だ。っつかいつの間に俺の後ろにいたんだ。


「それでさっきの話の続きですが、どこに行くか教えてあげましょうか?」


「その前に一つ確認だ。どこまで話を聞いていたんだ?」


「店長さんが柚子ちゃんラヴTシャツを着て川に飛び込もうと思っているという話までは聞きましたよ」


「んな話してねーよ」


「何言ってんすか。川に飛び込んでツイッターのネタ提供してくれるって言ってたじゃないっすか!」


「だからお前は便乗すんな!」


 こう二人にボケられ続けるとおじさん体力がもたないよ?だいぶ疲れてきたよ?おやすみなさいだよ?


「そろそろ店長さんも疲れてきたみたいなので本当の話をしますが、ウォークイン補充が早く終わったので、途中から二人の会話をこっそり盗み聞きしていたんです」


「そうか……まあ聞かれてしまったものは仕方ないな。それで二人はどこに行くんだ?」


「そこのファミレスに行くみたいですよ」


「そうか……あいつにしてはまともだな」


「そうっすね。試食品コーナーとかに行くんだと思ってました」


「あの……店長さん」


「ん?どうした?」


「私から一つ提案があるんですが……」


 提案?一体何だろう。

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