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第228話 いへん。

 バーベキューは柚子ちゃんが帰ってしまったこともあり、その日はうやむやな感じで終了してしまった。


 今後どうなるのだろう……?柚子ちゃんは辞めてしまうのだろうか……?


 そんなことを心配していたが、次の日、柚子ちゃんはシフト通りの時間に来てくれた。どうやら俺の説得は成功だったらしい。


 ……しかし、当然ながら全てが上手くいったわけではない。


「ねえねえ柚子ちゃん」


「うるさいです黙ってください。嫌いです」


 普段ならふぇーって返って来るはずだが、前回のことをきっかけに何故だか会話ができるようになってしまった。そして、露骨すぎるぐらいに嫌われている。


「来週のシフトに関してなんだけどさ」


「……要件をまとめてラインで聞いてください。話かけないでください」


「ご、ごめんなさい」


「……」


 お、俺そんなに悪いことした……?。柚子ちゃんから漂う俺に対しての拒否オーラが半端じゃない。なんだか一周回ってふぇーが恋しくなってくる。


 しかし……このドSな感じの柚子ちゃん。……正直これはこれであり。


「柚子ちゃん一個お願いがあるんだけどいい?」


「いやです」


「豚野郎って言ってくれない?」


「いやです」


「一生のお願いだからさ」


「いやです」


「言ってくれたらもう話かけないからさ。お願い!」


「……ぶ、ぶた…………二度と話しかけないでください」


 こういう関係もありなのかもしれない。

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