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第196話 カップ。

「コンビニのカップ麺は美味しくないのですよ」


「店でそんな台詞二度と言うなよ」


 今日のシフトはあざらしと一緒だ。


「3分待った上に美味しくないのですよ。ラーメン屋さんのラーメンがあざらしは大好きなのですよ」


「当たり前すぎること言うな。でも最近のカップ麺だって結構美味いんだぜ?」


「本当なのですか……?」


 疑わしそうな目で此方を見てくるあざらし。


「うちの店でもいくつか置いてるけど、人気店とメーカーがコラボで出してたりするからな。前と比べてカップ麺のイメージも変わると思うぜ?」


「……だからと言って美味しいとは限らないのですよ」


 疑わしそうな目で此方を見てくるあざらし。


 ここまで疑われてくると流石に俺も店長としてのプライドがある。


「じゃあ俺が今イチ押しの新作カップ麺あざらし買ってやるよ」


「わかったのですよ。そこまで言うならお昼に食べてやるのですよ」


「舐めた言い方しやがって!」


「あざらしはカップ麺が嫌いなのですよ。そりゃ上から目線で話すのですよ」


「……まあいい。とりあえず休憩中食えよ」



 あざらしが休憩から戻ってきたが、何やら不機嫌そうな顔をしてる。


 もしかして不味かったのか……?


「カップ麺どうだった??」


「最悪だったのですよ」


「え?そんなに不味かったのか??」


「不味いとかいうレベルじゃないのですよ!」


「そ、そんなにか!?」


「3分待てなくて、すぐ食べたら麺が硬かったのですよ!!!」


「あざらしいぃいいいい!!!!!」

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