表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
192/245

第182話 トマト。3

「質問をしてもいいですか?」


「なに?」


「あざらしがカラーボールを投げた人ってどんな人なのですか?」


 先輩の所に向かっている最中、あざらしが話しかけてきた。


 ……どんな人って言われるとバカとかゴミとか2文字で説明できてしまう。しかし、あんな人でも一応元アルバイトの先輩だ。嘘でもいいから適当に褒めておいたほうがいいかもしれない。


「……バカ先輩はマジで良い人だよ。マジで。やべえから」


「……ものすごくざっくりとしているのですよ。それよりバカ先輩という名前なのですか?」


「え?……ああ。俺が心の中でそう呼んでるだけだよ」


「あざらしより名前が変わっているのですよ……」


「いや、バカは名前じゃないからな?」


 バカが名前なんて可哀想すぎるだろ。


「あざらしも親しみを込めてバカ先輩と呼ぶのですよ」


「心の中だけにしといてな」


「いや、実際に呼ぶのですよ!」


「やめろ」


 あの人ならバカと言われてることにすら気づかなそうだけど。


 そうこうしている間に先輩が言っていた公園に到着した。


 周りを見渡すと、遠目からでも判断できるほど色合いが目立っているバカ先輩を発見。誰かと会話をしているようだ。


 …………あの服装は……警察???

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ