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第18話 アイス。

「…………」


「なんか今日、店長ぼーっとしてません?」


 今日のシフトはあかっちと一緒だ。


「元気ないっすねー?」


「ああ……」


 元気がないというか、ここ最近忙しかったせいか、体調が悪い。気のせいか、少し熱もあるような気がする。


 うちの店のバイトは大学生が多いせいで、テスト期間になると急激に人手不足になる。だから俺が空いたシフトの穴埋めを、立場上しなきゃいけないんだが……少々無理をしすぎていたかもしれん。


「最近店長ずっと働いてたから疲れたんじゃないっすかー?」


「かもしれんな……」


「割りと今日お客さん少ないし、俺一人で行けますよー」


「……本当か?」


 正直そうしてもらえると凄くありがたい。こいつは見た目はチャラそうだし、性格は適当だし、ゆとり感丸出しだけど、こうやって俺の体調を気遣ってくれるあたり、根は優しいやつだと思っている。惚れちゃいそう。


「いいっすよ。店長にはいつもお世話になってるんで、とっとと帰っちゃってくださいー」


「本当にすまんな……。また今度なんか奢ってやるよ」


「あざっす。んじゃお疲れ様ですー」


「すまんな。お疲れ様」


 とりあえず今日はゆっくり休んで体調を整えるか……。ありがとな。あかっち。





 よしよしよしよし……。店長は無事に帰りましたよっと。


 それじゃ早速アイスケースの中にはいりますか……。

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