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第164話 いせい。2

「それで……どうなんですか?」


「あー、異性として好きだよ。うん」


「…………ほ、本当ですか?」


「マジマジ。超絶マジだよ。ライクじゃなくて、スーパーハイパーラブだよ」


「…………そうだったんですね……」


 俺の適当な発言に対して、七海ちゃんの表情はガラッと変わるほど動揺していた。……思ってた以上に良い反応をしてくれる。とても良い気分だ。なんだか楽しくなってきた。


「……ち、ちなみに柚子ちゃんのどこが好きなんですか?」


「んー。顔?」


「……か、顔以外に好きな所はないんですか」


「ないな」


「ゴミクズ野郎じゃないですか!」


「まあ世の中所詮顔だからな。ふぇーしか言わなくても、可愛ければもう何でもいいんだよ」


「……最低です!店長さんってはっきり言って不細工なのに、そんなチャラチャラした理由で人を好きになるんですね!」


「さり気なく俺の悪口を言うな!!!」


「こんなゴミクズ野郎は好きなだけ悪口言っていいんです!」


「出会った時から割と悪口ばっかだろうが!あーもうこれ以上言うと俺の評価がだだ下がりしそうだから言うけど、全部冗談だって!」


「……冗談???」


「そう、冗談。別に柚子ちゃんは好きだけど……なんて言うの?お父さん目線みたいな?可愛い娘みたいな感じだよ」


「……本当にですか?」

 

 じぃーっと俺を睨んでくる七海ちゃん。恐らく過去の積み重ねがよくなかったのだろう。俺の発言が何も信用できないようだ。


「本当だって。改めて嘘付く必要ないだろ?」


「まあ……そうですけど……」


「いやぁー七海ちゃんが良い反応してくれるから、からかいたくなっただけだよ。ごめんごめん」


「……そうですか。……あの…………私は」


「ん?」


「……私は店長さんにとってどんな存在ですか?」


「…………へ?」

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