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第163話 いせい。

「暇ですね」


「そうだな」


 今日のシフトは七海ちゃんと一緒だ。天候が悪いせいか客が誰一人来ない。商品の補充なども既に終わっているため、二人でレジ前で突っ立っている状態である。


「……あの……念のために確認なんですけど」


「ん?どうした?」


「店長さんって彼女いないですよね?」


「んーどうだろうなー?俺ってモテるからなぁー。5万人ぐらい俺のことが好きな人はいるんじゃないかなぁー?」


「いないんですね」


「うっせえよ!ばーか!いねえよ!」


 いきなり何言い出すのかと思ったら変なこと質問してきやがって。絶対こいつ俺に彼女なんていないと思ってわざと聞いただろ。


「……ち、ちなみに……す、好きな人っていますか?」


「いるよ?柚子ちゃん」


「……即答するところが気持ち悪いですね。そ、その……前から気になってたんですけど、恋愛感情として好きなんですか?」


「ん?恋愛感情???」


「……そうです。……異性として好きなのかです」


 今日の七海ちゃんはやけにプライベートな質問をぐいぐいしてくる。……さっきから俺のことをからかっているのか???よし。ここは真面目に答えずに嘘をついて逆に七海ちゃんをからかってやる。

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