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第13話 記憶力。

「店長!次は何をしたらいいでしょうか!」


「よし、モップ掛けをしてこい。終わったらトイレ掃除をしてこい」


「わかりました」


 こいつが誰かは会話の内容で察してくれ。


「そういえば店長。この間、柚子ちゃんが店長の話をしていましたよ」


「え!?マジかよ!?」

 

 柚子ちゃんが俺の話を……!一体どんな話をしていたんだろ。


「ええ。本当です」


「そ、それで何て言ってたんだ?」


「そうですね……たしか心霊現象とは何かについて喋っていた気がします」


 こいつの記憶力を信じたのが馬鹿だった。心霊現象と俺の話が関係ないのは聞いてなくてもわかる。


「と、とにかく俺の話をしていたのは事実なんだよな?」


「ええ。あかっちが店長の話をしていました」


 ついにこいつ会話すら成立しなくなったか。


「じゃあ柚子ちゃんは俺の話をしていないのか?」


「いやいや、僕は先ほど、柚子ちゃんが店長の話をしていたという話をしましたよ!!」


「掃除してこい」



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