表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
129/245

第124話 ふぇー。16


店長:1時集合で大丈夫?


柚子:ふぇー


店長:1時集合で大丈夫?


柚子:ふぇー


店長:1時集合で大丈夫?


柚子:わかりました!……楽しみにしてますね!


 


 柚子ちゃんとラインをしてから約1週間が経ち、やっと遊びに誘うことができた。誘うっていうか誘ってもらったはずなのに、なんでこっち主導で頑張らなきゃいけないんだろう。……遊びたいから俺も送り続けてたんだけどさ。


 というわけで、そんなこんなで今日は遊び(ラブラブデート)当日である。昨日の夜なんて、楽しみが爆発しそうでやばかったぜ。意味がわからないぜ。


 待ち合わせ場所は、うちの店から歩いて約5分のところにある、公園の噴水前である。気持ちに余裕を持って15分前に到着した。携帯画面の反射を利用し、大して変わりもしない前髪を再調整する。なんでこんなに緊張しているんだろう……。受験の合格発表並みに緊張してきたぜ。


「ふぇー!」


「ゆ、柚子ちゃん!」


 目の前には天使……いや、天使がいた。いつもとは違い、少し化粧をしているのだろうか。ただでさえ天使なのがより天使になっている。白色のニットに花柄のスカート。胸元にはクローバーの形をしたネックレスを着けている。服装がより柚子ちゃんの可愛さを際立たせている。いやぁーまさか生きてる状態で天使に会えると思ってなかったよ。天使バンザイ!天使バンザイ!


 ……俺は何一人で盛り上がっているんだ。っつか天使天使って俺ボキャブラリー貧相すぎだろ。


「ふぇーふぇー!」


「う、うん!」


 柚子ちゃんもよくわからないが俺同様にテンションが上がっているようだ。


 さて……盛り上がってきたのはいいが、実はまだどこに行くか何も決まっていない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ