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第９９話　ごかい。２

「え……？い、いや！お客さん！ちょっと待ってください！俺は店員ですよ！？」

　というかまず誤解されてる意味がわからない。さっきまで俺レジやってたじゃん。

「…………私を騙すためにとっさに店員のふりをしたんですよね！最低です！生きる価値ないと思います！刑務所で会いましょう！」

「待ってくださいって！冷静に考えてそんな変なことしないでしょ！」

「それじゃあ私はここの店長さんを呼んで来ようと思います！さようなら！刑務所で会いましょう！」

「いや、俺がここの店の店長だから！！」

「…………いや！それは嘘ですね！こんないつでも性犯罪起こしそうな顔の人が店長なわけないじゃないですか！最低ですね！生きる価値ないと思います！刑務所で会いましょう！！」

「いや、どんだけ俺を刑務所に入れたがるんだよ！」

　さっきからこっちが下手に出てればいい気になりやがって……！警察だから気を使っていたがもう許さねえ。変に言い争っても仕方ない。ここは一旦落ちついて打開策を考えよう。

「……なんですか黙って！ま、まさか！！私に乱暴するつもりですか！？こ、この変態！どスケベ！もうお嫁にいけない！責任取ってくださいね！結婚する？そんなわけないでしょ！妄想するのもいい加減にしてくださいこのど変態！！！」

「なんで黙っててもつっかかってくんだよ！！！後勝手に盛り上がるな！！」