GMきたってばよ
俺が、歩いていると後ろの方から気配を感じた。
「誰だ。」
そう大声で叫ぶと、しぶしぶながら変な男が一人でてきた。
「シノブ@GM」と、頭上に青く表示されている。
説明し忘れていたが、このゲームではプレイヤーの頭上に黒い文字で
プレイヤー名が表示されている。しかし、一部の人間、たとえばゲームマス
ター(一人だと言われているが、何人かはまだ分かっていない。)や、ゲー
ムの規則を破り、注意を受けている人達はプレイヤー名が違う色になるのだ。
名前の部分にGMと入っていることから、こいつはゲームマスターのようだ。
「えぇーと、ユースケ様少しお話をいいでしょうか。」
上から目線でくるかと思ったが、大丈夫そうだ。
「ああ。いいぞ。」
こっちが上からになってしまったのは気にしないでほしい。
「実は、ただいまログアウトができないのはご存じですよね。そのせいで外
の仲間と連絡が取れなくなりそうなのです。」
「詳しく聞かせろ」
「えぇとですね。実は、今から約2時間後にですね、あるイベントが始まるの
です。その名も[大怪獣ゴジィラ]襲撃」です。このイベントは、開発陣も特
に力を入れたイベントでして、とても危ないのです。」
「危ないだと?どういう意味だ。」
「ぶっちゃけちゃいますとですね、NPCが全部死にます。
ていうか、ゴジィラの腹の中に収まります。
NPCが使えないということになりますとですね、
[倉庫管理][鍛冶][作成][建築][建設][インテリアデザイン][農業][畜産][食品加工][料理][ギルド管理][パーティー管理][ドロップ率管理][MOB湧率管理][オブジェクト管理][BGM管理][スキル管理][アイテム調整]など、
これ以外にも、多くの管理が、NPCによってされなくなります。
ただいまだんだんと仲間との通信が制限されていきます。
このままだと、約2時間後に途切れてしまいそうなのです。
今は、NPC管理などは、私の仲間がしておりますので、、、、、、
あとはわかりますよね。」
ぶっちゃけすぎだろと叫びたくなったが、抑えた俺って、ス・テ・キ
ていうか、そんなネタ飛ばしてる場合じゃなかった。
「おいおいおいおいおいおい。滅茶苦茶やばいってばよ。やばばばばば。」
「なので、神という職業をお持ちのユースケ様に助けていただきたいと思い、ここに参りました。」
「なぜ、俺なんだ。神なんて、いっぱい居るだろうが。」
「いえ、神は、あなた一人です。こちらで確認しました。
しかし、、、神という職業が存在しているとは驚きです。もともとGMのみがなれる職業のはずでしたのですが、、、、、」
「そんな話はどうでもいい。そのゴジィラというのは倒せないのか?」
シノブは重々しく頷いた。
「ええ、不可能です。触ることすらできません。
ゴジィラは、背景にアニメーションを挿入することで、そこにいるように見せるだけなので。」
「ていうか、このイベントは消せないのか?まだ仲間と通信できるんろ?」
「既に、文章だけでしか通信ができなくなっておりますうえ、管理などは制限されています。」
それは厳しい。もし、運営が動ければ、ゴジィラや、これから起こる、プレイヤーに対して不利なイベントを消せていただろう。しかし、消せないとなると、、、、
いや、神のチカラでイベント消せたりできないのか。物価を変えられるぐらいだし、、、
「神のチカラでどうにかしようとお考えでしょうが、それは不可能です。
のちのちそのようなスキルも出てきますが、クエストを進めない限りは、どうしようもないです。」
「そうか、、、」
少しがっかりだ。しかし、クエストを進めればそんなことまでできるのは驚きだ。全て揃えればゲームを支配できそうだ。あんなことからこんなことまで、、、、
「と、いうことで、ゴジィラ襲撃後にユースケ様にこの国を統括していただきたいのです。」
いやいやいや。
「えーと、一応聞きますが、このゲーム今何人いるんですか?」
「ただいま確認出来るだけで、1億1千6百万人ログインしております。しかし、現在国はこの国を合わせ4つありますので、実質担当していただくのは、4000万人ほどですね。」
えーーーーーーーーーーーーー!
4000万とかまじ(ヾノ・∀・`)ムリムリ
今、地球上に、30億人ぐらいだから、30/1はやってるってことじゃん。
無理です( ´Д⊂ヽエーーン
俺とか、ただのエロスだしね((;゜Д゜)オレシラナイ
でも、ここでかっこよく見せるのがOTOKOだろΣ(゜∀゜ノ)ノキャー
「なるほど。4000万か、まぁ、俺に任せとけ」
こんなときに、これを言える俺ってス・テ・キ
「その言葉をお待ちしておりました。では、私はこの辺で、、、」
といって、GMは消えた。
随分仕事熱心なGMだな。
俺だったら、仲間に見られてないから、サボるのに。
まぁ、そんなやつだったら、GMは勤まらないか。
そんなことをつぶやいていると、後ろから殺気を感じた。
振り向いちゃいけない。振り向いちゃいけない。振り向いちゃいけない。
やっぱり振り向いた。
すると。
話においていかれた感MAXの奴らがいた。




