プロローグ
俺こと岸辺誠は高校生活をエンジョイし、通っている高校の帰り道でトラックに跳ねられて即死。その後神様(笑)に殺されて謎の真っ白な空間に呼び出された・・・・・・。
「いや~、ホントに悪かったとは思ってるよ? だから君に、転生をしてもらってさ、第二の人生を満 喫してもらおうって考えたんだよ」
掻い摘んで説明すると、神様が俺の寿命の線を間違えて切っちまったらしい。それで変な所に呼び出されて今の状態ってわけだ。
「転生? ・・・・・・あぁ、あれか」
よくネット小説を読み漁っていたのでそのへんの事は大体理解できた。
「勿論! 転生する場所とかは全部君が決めて良い、君にはその権利があるんだからね」
「へぇ~、そうだな・・・・・・じゃ、世界観はこんな感じで頼む、その世界は蘇った魔王が世界を我 がモノにしようとしていた、一方人間達は勇者を召喚し、この世界を救ってもらおうと勇者召喚用の魔 方陣を展開する、そこに俺が魔法陣の中に入って勇者としてその世界へ召喚された」
「ん~、分かったよ、じゃあ他に要望とかある?」
「俺のゲームのキャラクターのスペックをそのまま使いたい、ああ、それと容姿はこのままで 良い」
親から授かったこの容姿を変えようとは、俺は思わないな。しかし何故か彼女はできなかった、そこそこ顔は良い方だとは思うんだが・・・・・・。
「ん~、取り合えず了解、あ~、ちょっとスペック弄らせてもらったよ? 私達って結構暇なんだよ、 だから君がその世界で何か面白い事してくれると、うれし~な~」
なんだ? 神様ってのはゆるキャラもいるのか? 普通にクラスメートと話してる気分なんだが、もっとこう・・・・・・神々しいと言うか何というか、そんなオーラが全くと言って言いほど感じられない。
「まぁ善処する、てゆーかスペック弄ったのか? どれ位だ?」
「う~んとね、取り合えず倍にしといたよ」
マジでか、それは俺に無双してくださいと言っている様なモノじゃないか、俺的にはいいけど、よし、ならば無双だ。
「そうか、じゃその世界に早く送ってくれ」
「ん、その前にコレ持って行って」
ヴォン、何もないはずの空中から何か、ブラックホールみたいな空間が出てきた、それに神様は手を突っ込んで中から一丁の拳銃と一着の白衣を取り出した。
「これは銃は君の魔力を高めてくれたり、弾は君のMPがある限り自動で装填される、勿論攻撃力だって 凄いよ、それと名前は魔銃だよ、次は白衣だね、これは装備すると魔力が高まったり消費MPが三分の一 に減る優れものだよ!」
説明しながら俺に渡してくる、渡された白衣を着ると如何にも錬金術師と言う感じがする、次に渡された銃だが・・・・・・。
「職業が錬金術師だから銃は使えないんだが・・・・・・」
「ふぇ? ゲームの中じゃ無いんだから使えるんじゃない?」
ですよねー、俺としては杖何かが欲しかったな・・・・・・。
「でも俺銃何て・・・・・・」
「使えるでしょ? 神様に嘘はつけません! 君本物の銃を射った事あるでしょ?」
実は生前に海外旅行に行ったときに両親のコネを使って、マガジン一つ分撃たせてもらった、ちなみにデザートイーグルな。あの時は興奮が止まらなかったぜ・・・・・・。
「スンマセン」
神様スゲー、ただのゆるキャラマスコットだと思ってたけどやっぱ神様だなぁ・・・・・・。
「まぁ、君の魔法とその銃さえ有れば、魔王なんて簡単に倒せるよ」
「このスペックだもんな」
ちなみにゲームのキャラのLVがMAX、そしてステータスの倍加、正直負ける気がしねぇ、だけど錬金術師は近接戦闘に弱いから、魔王が剣とか振り回して来たりしたら負けるな、でも、そうなる前に魔法で叩き潰せば大丈夫だよな。
「そんじゃ、異世界に送るよ」
「っとその前に、神様アンタ可愛いな、俺結構好きだぜ? アンタみたいな神様は」
「ふぇ!? か、可愛い!?」
何だ? フラグ建てたか?
「早く送ってくれないか?」
「え! あ、うん」
そう言った後、何か分からん言葉で呟いて、俺の足元に光り輝く魔方陣が現れた、何て言うんだっけ?テンプレ?
「そんじゃな、神様」
「うん、バイバイ」
段々と俺の意識が薄れていく中、最後に見えたのは、若干顔を赤くしながら手を振る神様の姿だった。やべぇ無茶苦茶可愛いんだけど・・・・・・これは萌える。
俺が異世界へと転生していった後、一人の神様は・・・・・・。
「あれって告白なのかな? でもあの子顔は良い方だし・・・・・・はっ!?
何を考えているんだろう私は!? ・・・・・・でもちょっとかっこよかったな・・・・・・」
そんな事をブツブツと言っていたとか・・・・・・。
どうも、水晶です。
この度この小説を始めさせて頂きます、なおこの作品はチートなどが含まれますのでそういったものが嫌な方は戻るをクリック。
それとこの小説は駄文なのでお気を付けて・・・・・・前書きに書けば良かったかな・・・・・・。
では、次回の後書きでお会いしましょう~。