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32,【幕間】ヴォーカリストに必要なものって

思いつきです。 たまたま東宝のカレンダーの連載もしてるので、話を横道にそらしてしまいました。

前回は玉置浩二さんのお話をしました。

今、「東宝」カレンダーの連載を平行してやっているので、せっかくなので紅白からそれて、いわゆる別連載とのコラボしてみようと思います。


前回では玉置浩二さんが、斉藤由貴さんの「悲しみよこんにちは」の作曲をしているという話をしました。


斉藤由貴さんは紅白歌合戦を20歳で司会をして、その後松たか子さんが最年少記録を更新するまでその記録は続きました。


これは、斉藤由貴さんが朝の連ドラのヒロインを論功行賞と言われているそうです。


※※※※※※※※※※


Spotifyを見ていると、玉置浩二さんも「悲しみよこんにちは」をセルフカバーしていることを発見!


もちろん聞いてみました。

めちゃくちゃ上手い!さすが・・・。

でも、これは完全に主観の世界になるのですが、斉藤由貴さんバージョンが凄いいいと感じるのです。


※※※※※※※※※※


玉置浩二さんの声量、表現力はみなさんの知るところだと思います。ヴォーカリストとしては、日本でもトップクラス。


それに対して斉藤由貴さんは、決して上手くない・・・というかオン――いやいや、たいへん個性的と言うか味があるというか決して上手じゃない。音域もリズムも、玉置浩二さんの方が100万倍上手いです。


なんで、私は斉藤由貴さんヴァージョンが好きだと思ってしまったのでしょうか?

私は自己分析をしてみます。


※※※※※※※※※※


ヴォーカリストの個性は「声色」「声量」「リズム感」「表現力」様々な要素があります。


例えば一見声量が凄く聞こえるAimerさんは喉を幼い頃、壊し表現力で声量を補っているという話を補っていると言う話を聞いたことがあります。やくしまるえつこさんも、声量でないところで戦っている感じがしますね。


はっきいって玉置浩二さんはすべてが完璧です。


なので、ヴォーカリストの魅力は全部そろっていることが必須という訳ではなさそうです。


斉藤由貴さんの「悲しみよこんにちは」は・・・全部ないように・・・。


でも、ヘタウマとう安易なカテゴライズでくくるのもチンケな感じでイヤです。


※※※※※※※※※※


おそらく、この時代にこの瞬間の「斉藤由貴」さんをきっちり切り取っているっていうところが、私のとりあえずの答えかなって思います。

だって、その後に歌い直したヴァージョンは歌はめちゃくちゃ上手くなっているのに、そんなによく感じなかったからです。


未完成ででも、その年齢でしか出せないきらめきが歌として表現されている。なんでだ??


たぶん私にもそういった未完成な時代があって、未完成な歌声ってそれを思い出させるスイッチななって。


未熟なものが、美しく、感じるのは受け手側が取り戻せない「時間」が不可逆なものだっていつの間に知ってしまう。そしてノスタルジーを感じてしまう。


※※※※※※※※※※


小説でも映画でも歌でも、受け手側が、それに「なにか」を投影しているのかもしれません。


つまり作品て表現者だけで完成するものではない。

受け手がいて成立するものなんだなって「玉置浩二」さんの歌と「斉藤由貴」さんの同じ曲を聞いて考察した私です。


「完璧であること」と「こころゆさぶる」ものって別に存在するのかなってちょっと思ってしまったので、幕間にこの話を挟んでみました。(もちろん、玉置浩二さんのセルフカバーもよかったです。)


ちなみに、サガンも「悲しみよこんにちは」は処女作にして最大のヒット作だったそうです。

おそらく文章と言うものはどんどん上達するはずなのに、そんなスイッチあるのかな。。。


その原理わかれば人の心を打つ小説とかつくれるのか??このあたりは答え分かりませんが。



次回は、ちゃんと話を進めてみます。

上手くないけど聞いてみたくなる歌声ってありますか?

結構これって音声の加工がガンガンできる時代大切な要素かもしれません。


みなさんは好きなヴォーカリストや声の人あればぜひ感想欄で教えてください。


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