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29, 翳(かげ)りゆくってなに??

才能って、あるだけじゃなくどの年齢で出力するか大切。

本日は『翳りゆく部屋』の詩の分析を中心に語ります。歌詞は申し訳ありませんがネットで見てください。

2月になりました。でも紅白歌合戦の振り返りつづけます!


※※※※※※※※※※


石川さゆりさんのヘビーローテーションが終わり、松任谷由実さんが「特別枠」として登場!


なんか一曲目の最近の曲は割愛します。

今回は『翳りゆく部屋』オンリーです。


※※※※※※※※※※


荒井由実時代(つまり結婚前)の楽曲、『翳りゆく部屋』の演奏。


ちゃんと聞いたのは初めてだけど、こりゃ凄い曲だ!


ちょっとメンヘラー気質とハイテンションを行ったり来たりしてる私にドストライク。


めちゃくちゃ「詩」が、刺さりました。



NHKホールの巨大パイプオルガンはこのために整備されたの化と思うくらいの作品。今回はこれの「詩」についてこってり語る前に荒井由実さんの『翳りゆく部屋』前後に発表された、彼女の楽曲を語ります。


※※※※※※※※※※


3、4年ほど前のシティポップブームで75-85年代の文脈で「松任谷由実」が紹介されるのに対して、「荒井由実」時代は彼女が、19歳~22歳の頃だそうです。


「ひこうき雲」

「やさしさに包まれたなら」

「瞳を閉じて」

「中央フリーウェー」

「14番目の月」

「卒業写真」


あたりが荒井由実時代。

宮崎駿監督の映画になったりしてますね。

「瞳を閉じては」は、ラジオの企画で、離島の学校に送った曲だそう。自分の母校の愛唱歌が、こんな素敵な曲だっったら素敵。


「中央フリーウェィ」はシティポップが強いけど、ほかは素朴ったり、重厚な構成の曲。


※※※※※※※※※※


wikiによると「翳りゆく部屋」は、彼女が14歳のときに作った曲だそうです。


天才ですね。


この曲は21歳位に「詩」が形になったそう。

純粋さと大人っぽさが混在する年頃。

まさにこの「少女から大人に」なる瞬間の彼女の心が切り取られている、奇跡みたいな音楽です。


ところで、私のボキャブラリーが貧相で申し訳ありません。

「翳りゆく」って言葉、正確に説明できません。


「翳りゆく」とはコトバンクによると、


※※※※※※※※※※


かげ・る【陰る/×翳る】

[動ラ五(四)]

1 太陽や月が雲などに遮られて光が薄らぎ、前よりも暗くなる。「雲が出てにわかに日が―・った」

2 日が傾く。夕暮れになる。「冬は日の―・るのが早い」

3 表情が暗くなる。「悲しい知らせに表情が―・る」



この歌はおそらく2だな。


※※※※※※※※※※


「翳りゆく部屋」は別れを描いた歌詞なのですが、ヤバい!


「付き合ってください。」

で始まり

「別れましょう。」

で終わる


みたいな、始まりと終わりがはっきりしてる恋愛って、大人になればどんどんなくなるような気がします。


つまり、『恋」も夕暮れから夜になる「あいまい」だけど「不可逆」な時間がある。


それを詩にしてる。


夜がだんだん忍び寄るように、恋の終わりの「予感」や「気配」が音もなく近づいてくる。


夕焼けから、トバリになる曖昧な時間を、別れに隠喩している。


※※※※※※※※※※


それも、目線が常に女性である「わたし」・・・。

ちょっとこわい。


そして、サビ。


※※※※※※※※※※


どんな運命が愛を遠ざけたの

輝きはもどらない

私が今死んでも


※※※※※※※※※※


すっごいですね。


夕方から夜という、とても「曖昧な時間」を描き忍びゆく別れの「気配・予感」を明るさから夜の始まりという変化で隠喩的に歌っている。

「恋の終わり」の決定打ひとつもない。どんな事実が起きたかも語らない。


でもサビで急に入る


「今」という時間を表す言葉、

「死んでも」という強烈な仮定。


感動を引き出すような心に直撃する言葉ではない。


はじめは「予感」を具体性はなく曖昧に察してる詩。


でも最後に「断定」。


恋愛の残酷さ。

女心の儚さ。

愛の不可逆性。


これ、「恋愛」という教科があれば、教科書に載せるべきです。必修科目にするべきです!


音楽だけじゃなく表現力・構成力が神です。


※※※※※※※※※※


才能って、時間によってどんどん変化してしまう。天才だけど表現には、経験からくる「感受性」というフィルターがかかってしまう。


私、高校とかにこの曲聞いたら受け止められなかったかもしれません。


いろんな人がカバーしてるんですね。。。


Spotifyの「翳りゆく部屋ばかり」というプレイリスト思わず笑ってしまいました。


※※※※※※※※※※


「詩」を見て震えが止まらない(うぁ、安っぽい言葉)私に、今回の紅白最大のスキャンダラスな事件が――

次回、2025年、紅白最大の事件を語ります。


私は怒りで震えてる。

刮目せよ!

詩って、本当に難しいと思います。

歌に対して詩はあんまり着目してなかったけど、連載で書きながら深さに改めて気がつきます。


あなたの好きな歌詞ありますか?

あったら教えてください。今私、欲してます!


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