14,詩の力と構成について
歌の『詩』の部分って興味ありますか?
美空ひばりさんを継ぐものは……。
このテーマって、紅白の答えが出ないテーマの一つであり、毎年、そのテーマが「歌い手」に割り当てられます。たぶん。
今の時代、国民的なスターって登場しないのかもしれないけど――歌手ではなく「スター」の系譜を『宿題』として、紅白は様々なアーティストに突きつけます。
毎回「歌い手」に厳しい宿題を与え続ける、お仕置きマシーン。
今回は、「氷川きよし」さんです。
歌は『愛燦々』
多くの人が知ってる名曲。
字幕が出てきますが、これがまたいいんです。
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『愛燦々』は、小椋佳さんの作詞。小椋佳さんは、梅沢富美男さんの『夢芝居』でも有名な歌手。
『夢芝居』は、冷静に考えると大げさな内容だけど「世界観」があるんですよね。梅沢富美男さん登場の時流れるあれ。さすがにずいぶん前の曲だけど、梅沢富美男さんがバラエティーでてよく聞きますよね。
私は、リバイバル銀河英雄伝説→元々の銀河英雄伝説で「小椋佳」さんを知ったんですが、詩いいですね。
とくに、『愛燦々』は詩の構成がいいんですよね。(今回の紅白で、ほぼ初めて聴くのですが。。。内緒。)
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『愛燦々』
はじめは明らかに叙事詩なんです。でもそれがだんだん、曖昧になり、叙情詩になり、最後、メッセージになる。
詩を作る時、構造的な「設計図」がないとこれはできないし、計算された胸を打つ構成といえると思います。
(ちなみに小椋佳さんは、東大卒業後→大手メガバンクで働きながら歌手活動→40前で支店長らしいです。スゲー!)
つまり風景(世界観)を共有して、共有を前提に枠を壊し内面をみせ(叙事詩)→共感が、一節で、できている!
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詩における叙事詩と叙情的の使い分け気になりますか?
たとえば、私が、卒業式歌った『なごり雪』。
今も時々卒業シーズンに街で耳にします。
『なごり雪』詩のほとんどが冷静な叙事詩。
最後の
『春がきて君はきれいになった。去年より、ずっと綺麗になった。』
それまでの風景を冷静について分析していたけど、離れる列車をみて、感情が0地点から揺れ、急上昇。爆発して感情だけになる。
そして心残り叫びともいえる愛の言葉だけが残る。。
たんぶ、詩を分析すると数分の出来事。。。
それをこんなにドラマチックに言葉にできるって、勉強になります!
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詩は「言葉」と「構成」を骨組みだけにした文学の基礎かもしれません。
いい歌詞は、歌詞だけで見ても泣けると思います。
審査員の野沢雅子さん、ちょっと泣いてたかも。
絵的にスゴい。
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その後 aespa のステージ。いろいろネットでは言われていますが、『背景』はともかく、私には『演出』には、私自身は何度も見直しましたが、そんなに違和感は特に関しませんでした。
でも、感じ方は人それぞれ。
多くを語りません。
人間の物語を補完する力ってスゴい。
君は、「ラッスンゴレライ」の陰謀論を知ってますか?
私はそれを真に受けた、10年前の、あのころの自分を抹殺したいです。
子供だった。
赤面の相馬ゆうでした。
力強い言葉。
物語の構成力。
それをシンプルに骨組みだけにした美しい物が『詩』だと思います。
人間の脳は、言葉の組み合わせを補完します。
詩って、映像になり、共感になる。
小説と同じだと私は思います。
形だけだとしてもそれは成り立つ。
形だけでもいいので、よろしければ、ブックマーク/感想/★で応援してもらえると励みになりますw




