表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青葉のおと  作者: 光瑠
2/12

出会い

よし


と立ち上がるろうとするが、腰が固まっていてその痛みが、いくらか座っていた事を思わせた。


伸びをし、歩き出そうとする時



「あれ?!秋音やん?!!」

馬鹿でかい声が聞こえた


目の前に颯爽と現れたのは、黒いロードバイクにギターを担いでいる 海原階だった。



え、呼び捨て??!




キーンコーンカーンコーン。


入学式が終わり、クラス発表があった。クラスは4クラス。秋音は1組らしい。


仲良しのよっちゃん。有東美子とはクラスが離れてしまった。

よっちゃんとはもう幼稚園からの付き合いになる。なんでこんな仲良しになったのかは覚えてはないし、気づけば隣にいて当たり前の腐れ縁。

よっちゃんは、すらっと背が高く目が切れ長、そしてとても美人なのである。そして優しいときた。


モテないわけもなく、私が何度男子から連絡先やらの仲介を頼まれたことか、、

だけど、よっちゃんはそれ系には全く興味を示さなかった。そう、私だけが知っている。

よっちゃんはいわゆる、オタク。と呼ばれるやつ?らしい。

アニメの男性にしか興味が湧かないらしく、なかなか話はついていけないけど、まあそれはそれで楽しい。


そんな空気のような、よっちゃんにでさえ私の痣は言えずにいる。




「残念、違うクラスだねー私2組だ」


「ほんと、残念だね。でも行き帰りは一緒だし」


「そだね、ならまたあとでね!」


にっこりと私にいつもくれる、栄養のような太陽のような笑顔をくれ、私は1組へ入る、


キョロキョロと机に貼られた名前を確認しながら、机の隙間を身体をもじりながら探した


あ!あった!


と見つけたと同時に目に入ったのは

ギターの先の部分だった。

(後から階は行ってたけどネックと呼ばれる部分らしい)


どうやら、隣の席の男の子がギターを背中に背負って座ると言う行いをしている為、その先の部分が私の席にまで侵入し座れそうになかった。


それにその男の子。イアホンをして

うつ伏せで明らかに睡眠に入ってあるのである。


え、、、どうしよう。

起こす?怖い人だったら、、

髪の毛は金のメッシュ、ピアスはこっちから見えるところに三つ。


ど、、どうしよう。


一人焦っていると、クラスルームの時間になり


ガラッとドアが開き、入学式の時に紹介のあった担任の須藤先生が入ってきた。


「はい、クラスルーム始めようー起立」


みんながはーい、えー

なんて口口言いながら立ち上がる


もちろん。この、男の子は起きない。




「おい!海原階か、おきろ!」


先生に大声を出され、まるでテレビの中のおもしろ映像をみてるような驚き方をし


はっい!!とビクッと男の子は立ち上がった


クラス中の視線が男の子に集まり、まだ寝ぼけているその子は、一生懸命に状況判断をしていた。


「おいー、階!お前寝るなよー」


多分同じ中学なのだろうか、これまた陽キャと見えそうな、一人の男の子が言った。


「うるせー」


なんて頭をかきながら座る海原階と目が合った。


少し含み笑いの浮かべた彼は、髪の色に似合わずとても愛らしいエクボが見えた。

ぱっちり二重の大きな目は、宇宙のなんとかホール。みたいに、吸い込まれそうな男の子だった。



そして実際、私は逆らえない重力のように

彼の中に堕ちていく事を

その時はまだ知らずにいた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ