作者は混乱している
俺はあこがれのヒーローのように、スケボーに腹ばいになって坂を駆け下りていた。
「梅干し食べて、スッ○マン!」
だんだんと加速していく俺。
目線が低いせいか、ものすごく速く感じる。
こ、怖い。
というかこれはどうやって止まるんだ?
私は尊敬するヒーローのことを思い浮かべた。
『あいつはアホだから』
そう彼は、言われていた。
そうか、これは何かにぶつかって止まれということだな。
俺は背筋正しく、電柱に向かってさらに加速していく。
しかし、電柱にぶつかる寸前、強烈な殺気に襲われ、飛びのいてしまった。
「だ、誰だ!」
俺がいた場所には、白い鎧に身を包んだ奴がいた。
手にはバトルアックスを持ち、肩にはバラの紋様が描かれている。
「ロ、ローゼン○ッター?!」
「俺も有名になったものだ」
奴は、にやりと不敵に笑った。
敵わない、そう思った俺は変身することにした。
手をクロスさせ、ネット世界の某有名本屋さんの名前を叫ぶ。
それで変身は完了だ。
「あっけないな。風車くるくるは、ないのか?」
「そんなものはない。だいたい変身シーンにこだわり過ぎなんだよ」
「そんなことはないだろ。子供たちの憧れだろ、そこは。俺もベルト買って、ポーズとかよく取ったし」
「そんなものはおもちゃ会社の策略だ。貴様は踊らされていたのだ!」
「そ、そうだったのか・・・」
奴はがっくり膝をついた。
勝負は決まったようなものだった。
「気にするな。誰も初めの三つの命令が、全て偽情報だったなんて思わないじゃないか。仕方ないんだよ」
「くっそ、波○砲にトール○ンマー、最近ではレク○エム、メ○ントモリ。まったく日本人って奴は・・・」
「そう、コロ○ー落としにはまった時期もあったな。でも、それがロマンってやつだ」
「ロマン・・・」
「の○めもプロデビューしたし、もう戦わなくてもいいんじゃないか?」
「しかし、私はバラの定めに生まれた、華やかに激しく生きろと生まれたんだ。今更」
「大丈夫。あなたは死なないわ・・・私が守るもの・・・」
俺と奴は互いに見つめあい、恒例のシット○ト踊りとキタ○タ踊りを踊って別れた。
そして今では数少なくなった電話ボックスを探すと、俺は変身を解いた。
空を見上げると、鰯雲とともにヴァル○リーが飛んでいる。
今日も俺の脳みそは、いい陽気のようだ。
栖坂月先生
こういうのはアマチュアならではですよねー。
プロでやったら怒られます。でも、素人だからの遊びとしては楽しくて大好きですね。この作品の前二つが、妙に考えさせられる作品だったので、余計にギャップが凄くて吹いてしまいました。
まぁ、ある意味この作品も考えさせられる作品なワケですが。
とりあえずネタの宝庫でしたが、まぁほとんどはわかりました。最後の二つの踊りは調べました。グル○ルとパ○アくんは一生懸命見てなかったから、忘れていたようです。
個人的には、綾波の台詞が馴染みすぎていて笑ってしまいました。
また来ます。それでは
午雲先生
ふふふ・・・なぞなぞみたい(笑)。こういうのん、案外、好きです。ヒーローもの、よく観て遊んだ世代なもので、ー。鳥山明「アラレちゃん」のヒーロー?しか分かりませんでした(汗)。
バイクに乗って走らないと変身できないのって不便やなあ、と子供心に思ってました(子供は自転車しか乗れないし)。むしろバイク会社のCMだったのでは、ー。そういえば、変身後のライダーさんはノーヘル?でしたね!?感想でした。