登場人物
《主人公》
・穂澄 陽真(=本名:成宮 壮太)
中学1年生。幼少期に双子の姉、真緒と子役として芸能活動をしていたが、小学校1年生の時に引退。引退後は母の地元でマーチングバンドでチューバを担当していた。現在は北原中学校吹奏楽部に所属しており、ここでもチューバを担当している。
父は俳優の鳴宮壮亮、母は女優の野咲耀子。子役時代の芸名は野咲壮真。現在両親は東京で暮らしている。壮太と真緒は祖父母と共に暮らす。
芸能界への未練を自覚し、小学校6年生から新たに子役からシニアまで幅広くタレントが活躍するアキハラエンターテインメントの関西支社に所属する。
中学生になったばかりの頃に受けたオーディションで見事ドラマのレギュラーキャスト、そして俳優育成番組のレギュラーを掴み取り、オンエア後瞬く間に知名度をあげることになる。
《壮太の家族》
・成宮 真緒
壮太の双子の姉。子役時代の明るい性格とは一変し、物静かな学生生活を送っている。
子役時代は"鳴宮真子"の名前で活動しており、壮太を差し置いて人気注目度の高い子役だった。壮太とは違い、芸能界に未練を感じておらず芸能界には復帰をしない。
・成宮 陽史
大学2年生。壮太と真緒の兄。元キッズモデル。中学生までモデルをしていたが、学業に専念するために引退。モデル時代の芸名は"鳴宮 陽稀"。現在は一人暮らしをしながら国公立大学に通い、テレビアナウンサーになるという密かな夢を叶えるために奮闘している。
・鳴宮 壮亮(=本名:成宮 慎太郎)
壮太たちの父。大手の芸能事務所ストーンカンパニー所属。日本を代表する俳優の1人。心配性で、業界でも息子の様子を人づてに聞いては心配をしているが、演技に対しては毎度辛口なコメントをする。
・野咲 耀子(=本名:成宮 陽子)
壮太たちの母。豊宝プロダクションの看板女優。ドラマ、映画、さらには舞台をこなす。夫・壮亮とは反対に子供たちが自立するような教育方針を見せる。特に俳優業をこなす息子に対しては普段は優しいものの、タレントとして厳しく接する。
《芸能関係者》
・紅本 うらら
アキハラエンターテインメント東京本社所属の現役女子高生女優。子役時代、映画で耀子の娘役で共演し、史上最年少で国内のアカデミー賞を受賞するなど、16歳にして芸歴14年目の大ベテラン。成宮兄弟とは幼馴染。
・白川丞
ストーンカンパニー所属の俳優。壮亮の同期で、歳も近く親友である。俳優の育成にも力を入れており、俳優育成番組「Actor Boys」ではプロデューサーを務める。
・篠田 涼真
サニーズ事務所に所属する、1年前にCDデビューを果たした人気男性アイドルグループ「NightBeat」のメンバー。グループ内でもドラマや映画で活躍する演技派アイドル。
無名時代、人気少女漫画の実写ドラマで、子役だった壮太と共演を果たす。再び芸能界デビューした壮太が会いたいと願う人物。
・秋原 賢人
壮太のマネージャー。アキハラエンターテインメント社長秋原 文雄の長男。25歳独身。サニーズJr.として活動していたが、現在は退所しアキハラエンターテインメントに就職する。マネジメント研修を無事に終了し、新人マネージャーとして同じく新人俳優である陽真を試行錯誤しながらサポートする。
・鈴浦 知世
うららのチーフマネージャー。壮太のマネージャー、賢人の年の離れた姉。陽気で明るい性格。
《学校関係者》
・泉 茉莉花
吹奏楽部の部長。ユーフォニアム。温厚な性格であり、両立を目標とする壮太を計画面でサポートする。
・香坂 凛奈
吹奏楽部の2年生リーダー兼次期部長。トランペット。壮太の良き話し相手。別名"壮太の話を聞く係"。
・石倉 修斗
1年生。ユーフォニアム。学年のリーダーを務める。明るく人脈がある人物。
・平山 圭介
1年生。チューバ。物静かだが壮太には心を開く。
・小林 雅哉
吹奏楽部の顧問。壮太がコンクールメンバーのオーディションを辞退したいと申し出るが断る。