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読書感想文で創作をする

読書感想文は可能性の塊だ

宿題として提出する読書感想文がつまらないのは、「ちゃんとした物を書かなくちゃ」と思うからでしょうか。

宿題として出す以上は、先生に評価される可能性があるわけですからね。

できれば褒められたいし、コンクールに出されれば賞を取りたいという欲も出ますわね。


でも、そういう気持ちを一旦取っ払って、読書感想文を楽しく書く事を考えてもいいんじゃなかろかと。



実は私は、小学生の頃に読書感想文で賞をもらったことがあります。

ただ、全国じゃなくて県だか市だかのもっと手前の段階でですが。鉛筆だったかノートだったかをもらったような気がします。


その時に選んだ本は、学研だったかな? 進研ゼミとかだったかも。学習系の出版社の本で、「○○のひみつ」みたいなタイトルのやつ。

全国のお米の生産量や農家の人の生活みたいなのを解説している本だったんですよ。

そんで、書いた感想文のタイトルは「おにぎりくんとサンドイッチちゃんのお話」って感じでした。


「サンドイッチちゃん。最近はお米を食べる人が減っていて寂しいんだ」

「そうなのかい?おにぎりくん。どれくらいお米を食べる量は減ってるの?」

「10年前と比べて、一年あたりの消費量が○トンも減っているんだって!」

「すごい減ってるじゃない!おにぎりくんがいなくなっちゃうわ!」


みたいな会話文を延々と書いた物でした。

感想文じゃ無いじゃんね。


こんなんでも、県とか市とかレベルなら賞もらえたりするんですよ。

勇気が湧いてくるでしょ?


感想文の皮を被った二次創作とか夢小説とか書いてみるのはどうだろうか?

楽しそうじゃ無いか?


好きな小説や漫画を読んで、その行間やコマ間を読む。

好きなキャラクタが登場していないシーンの裏で何をやっていたのかを想像する。

「一方その頃別の場所で彼はこんなことをしていたと私は読み取りました」という物語を書く。


登場人物の人間関係を捏造し、妄想を語る。

文章内ではこんな台詞を言っているが、本心では無いと私は思いました。彼が本当に好きなのは別の人だと思います。なぜなら、別ページのこのシーンでは切ない目で別の人の方を見ていたと記述があったからです。

「心」でKが好きだった人を私がとったのは、私が本当に好きなのはKだったからだ、という思いをした人は多いはずです。


物語のその後を想像して書く。

こんな切ない終わりをしていて、心が苦しいのでその後を想像しました。というハピエン捏造物語を感想の皮をかぶせて書く。

意味不明で抽象的なラストの小説のラストを私ならこうするっていう感想の皮をかぶせて痛快で爽快なラストに置き換える。

「丸善の画集の上に置かれたレモンを、そっと本物の爆弾とすり替えた。店を出たところで、想像では無く本当に書店が爆発したのを目の当たりにし、呆然とするあいつをみて俺はほくそ笑んだ。罪の意識はみんなあいつが持って行く。そう思うと俺は愉快で仕方が無かった」



感想の皮をかぶせて、二次創作を書いて先生を出し抜こう!


感想文は、楽しく書いてほしいし、感想文を書くための読書も楽しくあって欲しいんだよ。


読書感想文という宿題は、読書というか本に触れるきっかけ作りという側面もあると思うんだ。

読書感想文をイヤイヤ書く事で、読書そのものを嫌いになって欲しくないんだよ。


宿題だと、無理矢理読まなきゃ行けないし、無理矢理ひねり出さなきゃ行けない。

感想は、感動したときに自由に書きたいよね。本当はね。


それでも、こんな感じで工夫をして楽しく書いて見て欲しいなと思いました。










なお、これをやって先生に怒られても責任はとれません。

もし怒られたらごめんね。



これにて完結。お付き合いくださりありがとうございました。


自分で提案しておきながら、写真集や図鑑で読書感想文を書いたことはないし、オーディブルやドラマCDで読書感想文を書いたこともないんですよね。

それでは無責任かなと思うので、この夏のどこかでチャレンジしてみて、その感想をなろうにあげてみようと思います。

お勧めの写真集や図鑑、ドラマCDがあったら教えてね。


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