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フレンズライフ  作者: おっとん
第1章中学1年生1学期編
9/14

第八話「体験入部『卓球』後編」


カコンッカコンッカコンッカコンッ


「お、いい感じだね、ちゃんとラリーもできてるし」

「ありがとうございます!」


やった!部長に褒められた!よっしゃあ!わいは

もっとやったんで!


「うおぉ、なんだこいつ!」


ん?


「すげぇ、振りも体勢もバラバラなのに全部

 玉返せてるぞ!」

「これが才能なのか...」


おぉ、そんな才能の持ち主は一体誰、って

あれしょうとじゃんか!

ていうか、1人悟り開いちゃってるし


「うお、なんかめっちゃ返せるんですけど」


しょうとよ、それはちゃんと努力してる人に

グサッといっちゃうやつだよ?


「おい、こいつもすげぇぞ!」


お次はだ〜れだ?


「なんで隙のない構え!全ての部分が見本レベルに

 綺麗だぞ!」

「とてもいいフォームだな」


そんなに綺麗なフォームのお人は一体だーれだ?

って、あ!小野じゃんか!


「それは当然のこと、僕はこう見えても解析能力に

 関しては誰にも負けないという自信がありますので

 つまり、見本があればなんでも真似が

 できるのですよ」


へぇ、本当に全部見本があればできるのか気になる

ところだが、確かにいい体の動きだなぁ、あとは

長門だが


「うん、いいよ、その感じ」

「はい!」


なんの問題も無さそうだな


「あ、茅野くん!」

「うん?あっ」


ころんっころん


「あまり、よそ見しすぎたらダメだよ」

「すいません、、」


ちょいとよそ見しすぎたな、ま、他の奴らも大丈夫

そうだし、俺は自分の練習に意識を集中させっか!


「続きをお願いします!」


・・・


「では、今日の練習を終わります、ありがとう

 ございました」

「「「ありがとうございました!」」」


いやぁ、正直言ってテニス部よりも卓球部の方が

よかったなぁ、かなり詳しく教えてくれるし

先輩たちみんな優しいし、2人はどう思ってるんだろ


「2人とも!」

「ん?」

「はい」

「卓球部どうだった?」

「僕はかなりいいと思うよー、結構楽しかったし

 そんなにきつくもないし」

「俺もしょうとさんと同じですね、自分にとても

 あっている気がします」


うおぉ、思ったより高評価だな


「ちなみにかやちゃんはどうだったの?」

「あぁ俺?」

「うん」

「いやぁ、俺も結構楽しめたし、しっかり教えて

 くれたからめっちゃよかった!」

「なるほどなるほど」


実際いい感じに卓球楽しめてたし、雰囲気も良さそう

だったからな、って、あ、そういえば


「そういえば、顧問の先生見かけた?」

「あ、確かに見かけませんでしたね」

「顧問の先生どこにいたんだろ?」

「ん〜、あ、あそこに部長いるじゃん!」

「あ、本当だ!」

「ちょっと聞いてこようぜ」


・・・


「部長さーん」

「ん?あ、君たちは体験入部の」

「はい、少し質問があってきたのですが」

「なんだい?」

「卓球部って顧問の先生っていないんですか?」

「あぁ、確かに今日はいなかったからね」

「今日は、ってことはいつもはいるのですか?」

「うん、いつもその先生が卓球教えてくれたり

 してるんだよ」

「え、顧問の先生卓球できるんですか!」

「うん、中学から大学までずっと卓球やってた

 らしいよ」


へー、そういう先生なら、ちゃんと卓球できそうだな

ん?でもあんまりこの学校の卓球部が

どうのこうのっていう話は聞いたことがないような...


「その先生って最近入ってきたのですか?」

「うん、今年から入ってきた先生なんだ

 だから僕たち先輩もあまりその先生のことは

 わかってないんだ」

「なるほど、すいません、呼び止めてしまって」

「いやいや、全然大丈夫だよ」

「では、ありがとうございました!」


「だって」

「なるほどねぇ」

「卓球経験ありの先生が顧問とは、、卓球部ラッキー

 ですね」

「ん?なんでだ?」

「いや、ほとんどの部の顧問って大体その部活の

 経験者ではないことが多いんですよ」

「あ、そうなの!」

「はい、ですから、顧問の先生が経験者というのは

 かなりいいのではないかと」


ほぉ〜、そうだったのかぁ、んじゃあもうほぼ

決定したも同然じゃん、まあ、一応残りの

『水泳』『科学部』も見に行くけど


「じゃあ、とりあえず今の第一希望は

 『卓球』でいい?」

「うん!」「はい!」


・・・


「あ、ごめん、ちょっとトイレ行ってくる!」

「わかった!」「了解です」


ジョボジョボー


ふぅ〜すっきりした、さぁて早く戻ろ、って、あ!


「おーい、小野ー!」

「?あぁ、茅野さんでしたっけ?」

「おう、お前卓球部どうだった?」

「そうですねぇ、確かに先輩がたはとてもいい人

 でしたし、僕も卓球できそうだったので

 いいなぁとは思いました」

「へぇ、じゃあ」

「でも、僕が卓球部に入ることはないでしょう」


あれ?どういうことだろ


「ん?なんでだ?」

「いえ、ああいう先輩だからこそなに考えてるか

 わからないし、それに僕にはあの雰囲気は

 あってなかったので」

「そうなのか、ま、感じ方は人それぞれだもんな!

 じゃあ、どこの部活に入るんだ?」

「まだ、決めていませんが、おそらく『科学部』

 でしょう、僕に雰囲気があっていましたし」

「そうか、んじゃまたな!」

「さようなら」


「...」

(僕のところに話にきてくれた...)


・・・


「ごめーん、ちょっと遅くなった」

「そうかなぁ、体感では5分くらいしか

 経ってないけど」

「あ、そう?」

「うん、じゃあ帰ろうか!」

「おう!」「はい!」


残りの体験入部期間は『水泳』と『科学部』に

行ったが、俺たちは全員一致で一番『卓球』が

いいということになった、つまり俺たちが中学の間

お世話になる部活は『卓球』に決まったわけだ

よっしゃあ!これから卓球頑張るぞ!


(ん?なんかワタクシの出番がなかったような...)

「どうしました麻里愛さま?」

「何かお気に召さないことでもありましたか?」

「いえ、何かに置いてけぼりにされているような

 気がしまして、、」

「そんなわけありません!貴方様はいつでも時代の

 先駆け者となっていますよ!」

「その通りですよ麻里愛さま!」

「ならいいのですが...」


どうもおっとんです。本当はこの話は水曜日に

投稿予定だったのですが、諸事情により遅れて

しまいました。申し訳ありません。

次の話は来週水曜日の4時半に投稿予定です!

お楽しみに〜

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