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はじまりのとき 3

ここまでが導入部です。

世界観の説明等は後々語っていこうかなと思っています。

―side ノア―


「後来ていないのは鈴音と飛鳥か。これは夕夏先生のお仕置きタイムかな?」

約束の時間まで後30秒。まだ飛鳥君と鈴音さんが来ていない。オリバー先生は軽そうな笑みを浮かべてそんなことを言っている。


おかしい,飛鳥君たちは僕らの中でも一番運動ができる。その2人が来ないなんて絶対におかしいと思う。


「いや,来た。」

リアム君がそう呟く。視線を追うと確かに2人が全速力で,ありえない速度で走ってくるのが見える。すごい真剣な表情・・・あれ?違うぞ?凄い怒ってないかな?


「「オリバアアアァァァ!!一発殴らせろやああぁぁぁ!!!」」

「先生,何をしたんですか?」

「いやぁ,今日旅立つのは解ってたし,この展開も予測できたからさ,昨日の夜あいつらの家から学校までの道にトラップしかけまくってさ,あいつらが家に戻ったタイミングで発動しといた。」

この人って先生って名乗っていいのかな?先生って生徒を導く人のことじゃなかったっけ?


「でも残念ですね先生。このペース,間に合いますよ?」

「それはどうかな?」

僕の言葉に先生はそう返す。これは―


「!!!まずい,鈴音さん,飛鳥君!!」

「「えっ?」」

そういった瞬間,2人は僕たちの前から消えた。下に。

気づかなかった。最後に落とし穴はきつすぎる・・・


「あっはっはっは!最後まで油断はしちゃいけねえな。3・2・1,はい時間でーす。夕夏先生の執行ターイム!!」

誰かこの先生を執行して。飛鳥君と鈴音さんが這い上がってくる。すごい怒ってるよ・・・


「執行されるのはあなたです。オリバー先生。落ちなさい。」

「え?うそおおぉぉぉ!!??」

オリバー先生の背中を夕夏先生が蹴り飛ばし,落とし穴に落とす。

「ルイーズ先生,お願いします。」

「はい!そりゃあ!!」

ルイーズ先生が落とし穴に液体を流す。真っ黒な。「墨汁ううぅぅ!!」という声が穴から聞こえた。


なにもそこまでやらなくても・・・

そう思っているのは僕だけみたい。飛鳥君とかめっちゃガッツポーズしてるよ。あ,クロエさんが肩を震わせてる。笑ってるみたい。


「さて,みなさん,道中お気をつけて。ちゃんと3つの国,回ってきてください。」

「みなさんの旅に幸多からんことを。無事を祈っています。」

「「「「「「行ってきます!!!!!」」」」


僕たちはそう言って先生方に背を向けて歩き出す。「世界を見て来い,んで,きれいになったらデートぐは!!!いってえ,え??あっつ??熱湯おおおおお???」後ろから騒がしい声が聞こえた,気がした。


僕はこの旅,とても不安だ,僕たちは世界を知らなすぎる。人を知らなすぎる。自分のことを知らなすぎる。


でも,僕らが人として育つために必要な過程なのだろう。だから,僕はみんなの後ろから,支えていくんだ。


きりのいいところのため,短くてすみません。


次からチュートリアル的なところに移ります。

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