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世界贋作劇場  作者: デビぞう
3/28

北風レテと太陽まりにゃん

今日は、タイトルはあってる、はず・X・


ゲスト出演のひめちゃんがかわゆすW

その3


北風レテと太陽まりにゃん



北風のレテは、太陽のまりにゃんとランチをしていました。


それは美味しいランチだったのですが、最後の最後に問題が起こりました。


店員「お客様~デザートのいちごタルトですが、生憎残り1つとなってしまいました。

恐れ入りますが、もう一つは別のものにして頂けないでしょうか?」


二人の間に、スパークがさく裂しました。


店員さん(胸にひめの縫い取りがある)は可哀そうに、ひぃっ!と腰を抜かしてしまいました。


レ「ここは、何かで勝負できめましょう!」


ま「望むところにゃん!」


こうして、二人は付近を物色してると、いかにも幸薄そうなおっさんが通りかかりました。


耳には赤ペン、手に持つのは競馬新聞、文字通り敗残兵です。


「くっそ~、デビぞうさんも最近あかんの~」


おっさんの呟きが哀れです。


レ「あのおっさんの、コートをはがした方が勝ちにしない?」


ま「いいですにゃん」


こうして、デビぞうの運命は風前の灯となりました。


まずはレテが、デビぞうに寒風を吹き付けました。


「ぐぉぉ、いかん、このコートだけは、質にいれれば最終レースが買えるのに!!」


眉間に怒筋をたてて、デビぞうは必死で抵抗します。


膠着状態が続きましたが、デビぞうはなんとかコートを守りきりました。


博打打ちの浅ましさは、恐るべきものがあるようです。


選手が代わり、まりにゃんが太陽となって、デビぞうを煌々と照らし始めました。


「暑いのぉ、おぉそうや!!」


なにを思ったのか、デビぞうは唐突に二人の方へ走ってきました。


そしていきなりコートの前を開けて


「こんなんじゃ!!!」



それを見たまりにゃんが一言


ふん


デビぞはその場で崩れおちました。


背後では、ひめちゃんの


「け、けいさつ~、いや、軍、軍をよんで~」


との声が響いておりました。



おしまい。

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