北風レテと太陽まりにゃん
今日は、タイトルはあってる、はず・X・
ゲスト出演のひめちゃんがかわゆすW
その3
北風レテと太陽まりにゃん
北風のレテは、太陽のまりにゃんとランチをしていました。
それは美味しいランチだったのですが、最後の最後に問題が起こりました。
店員「お客様~デザートのいちごタルトですが、生憎残り1つとなってしまいました。
恐れ入りますが、もう一つは別のものにして頂けないでしょうか?」
二人の間に、スパークがさく裂しました。
店員さん(胸にひめの縫い取りがある)は可哀そうに、ひぃっ!と腰を抜かしてしまいました。
レ「ここは、何かで勝負できめましょう!」
ま「望むところにゃん!」
こうして、二人は付近を物色してると、いかにも幸薄そうなおっさんが通りかかりました。
耳には赤ペン、手に持つのは競馬新聞、文字通り敗残兵です。
「くっそ~、デビぞうさんも最近あかんの~」
おっさんの呟きが哀れです。
レ「あのおっさんの、コートをはがした方が勝ちにしない?」
ま「いいですにゃん」
こうして、デビぞうの運命は風前の灯となりました。
まずはレテが、デビぞうに寒風を吹き付けました。
「ぐぉぉ、いかん、このコートだけは、質にいれれば最終レースが買えるのに!!」
眉間に怒筋をたてて、デビぞうは必死で抵抗します。
膠着状態が続きましたが、デビぞうはなんとかコートを守りきりました。
博打打ちの浅ましさは、恐るべきものがあるようです。
選手が代わり、まりにゃんが太陽となって、デビぞうを煌々と照らし始めました。
「暑いのぉ、おぉそうや!!」
なにを思ったのか、デビぞうは唐突に二人の方へ走ってきました。
そしていきなりコートの前を開けて
「こんなんじゃ!!!」
それを見たまりにゃんが一言
ふん
デビぞはその場で崩れおちました。
背後では、ひめちゃんの
「け、けいさつ~、いや、軍、軍をよんで~」
との声が響いておりました。
おしまい。