サルカニ合戦
もはやタイトルのみ・v・
その16
サルカニ合戦
悪徳金融業者、ローンズレテ。
その社長は、広域サル連合FLAME会初代組長レテノール、である。
その剛腕ぶりから「サイボーグのレテ」と呼ばれ、恐れられていた。
「親父!!エライこってすぜ!!!」
こういって飛び込んできたのは、同組員のデビぞう、三下である。
「アホンダラ!!店では社長と呼ばんかい!!!」
「そ、それどころじゃねーんです!!きゃむ組のヤツラが!!」
きゃむ組、武闘派カニ組系列の中でも一番の武闘派である。
組長はきゃむ、血曇りの絶えないバットを振りかざすところから、「狂犬罰斗のきゃむ」との異名を持っていた。
今はレテ会ときゃむ組の、血で血を争う抗争の真っ最中である。
両組の争いはし烈を極め、双方の第一次団体であるサル連合VSカニ会の様相を呈してきた。
世にゆう”サルカニ合戦”である。
「デビぞう!オマエきゃむ組にチャカ撃ちこんでこい!!」
「エー、嫌っす」
「なんやと!!」
「おれ、おやっさんみたいじゃなく、生身の体っす。
死にたくねーすよ~、ウチでは5歳を頭に8人の子供が待ってるんす」
「わしゃ生身だ!!つーか、計算あわんやないけ!!」
「年子と三つ子がいるんスよ」
こうして、両陣営は決めてを欠き、抗争は長期化していった。
そんな頃、当局の締め付けに不安を感じていた独立組織にゃんにゃん組のまりにゃー組長が、
双方に手打ちを持ちかけてきた。
これ幸いに両陣営は、手打ちを承諾したものの、当事者である「サイボーグのレテ」と「狂犬罰斗のきゃむ」は収まりがつかず、二人してタイマンをすることになった。
見届け人はまりにゃー組長である・
さて、本日のメインイベントはサイボーグレテVS狂犬罰斗きゃむの試合です。
実況は私、口先だけの悪魔デビぞう、
解説は、ダークネスまりにゃー
特別ゲストには、姫さんでお送りしたいと思います、お二方どうぞ宜しくお願いします~。
試合内容は、有料契約をしてね♪
続く(のか?)