笠じ~ぞぉ~
タイトルは・・・・
もはや収拾がついてません・x・
やはりデザート仕様かmkⅢがいるかも・x・
その15
笠じ~ぞぉ~
昔々あるところに、デビぞうじいさんとまりにゃばぁさんがおったそうだ。
デビぞうじいさんは無職だったが、冬場の寒さがつらく仕方なしに家のモンをかき集めて笠をこさえて、町へ売りにいったんだ。
ところが、きょうび笠なんぞ買うやつはおらんでの、いっこも売れ辺かったのよ。
しゃあないからとぼとぼと家に帰るべく、デビぞうじいさん。
頭の中には、売れなかった言い訳を必死に考えとったのよな。
まりにゃんの折檻を避けるための保身の計画に余念がないデビぞうじいさん、ふと気づいたのよ。
そこには、道端にお地蔵さんが並んでおった。
ここでキャッシン〇!!
いやいや、雪まみれのお地蔵さんを気の毒に思った(のうかどうかはシラネ)デビぞうじいさんは
売れ残りの笠を、地蔵に無理やり被せて証拠隠滅を図ったんだと。
ところが、一体だけ笠が足りんかった。
そこでナニを思ったのか、デビぞうじいさんは履いていたパンツを地蔵さんの頭に被せ家に帰ったんだと。
家では笠も持たずパンツも履かずゼニも持たずに帰ってきたデビぞうじいさんを見たまりにゃんばあさんがブチ切れて、
デビぞうじいさんは折檻どころか、拷問フルコースを堪能させられたそうだ。
そしてその夜
パンツをかぶせられた地蔵が激怒し、押し込みをかけてきた。
更にボコボコにされたデビぞうじいさんは、外に放り出されたそうだ。
翌朝、まっしろに燃え尽きたデビぞうじいさんを見た鈴は
ぞぉ~っとしたそうだ。
おしまい。