初めての戦闘
あ、先にもしもの時のために回復薬買わねば。
ふふん、私って賢い。
これ、重要事項だよね。
流石に死んだら終わりだもんな。勇者だけど特攻する勇気はないからね。
壮太程ではないにしても、私も石橋を叩いて渡る派のゲーマーだ。おかげでゲームオーバーしてリセットしたことはない。何回か変な買い物してリセットしたことはあるけどね。
そこはご愛嬌だよ。
指示された大森林に行くため、北に向かいつつショップを探す。
お、あった。
寂れてるけど、こういうとこのが安く売ってくれるはず。
「すみませーん、回復薬置いてる?」
雑多な店内をチラ見しながら奥のカウンターのお爺さんに話しかける。
「お前さん、冒険者かの?見かけない顔だのぅ」
「そうなんだ。実は今日王都に着いたばかりなんだ。すぐ旅立つんだけどさ、その前に回復薬仕入れといた方が良いかと思ってね」
「ほーぅ」
私は自然な笑顔で嘘をついた。
そんな私を無遠慮にジトッとした視線を向けてくる、白髪と白ヒゲのお爺さん。猫背で身長は分からないけど、多分163cmの私より小さいと思う。そんな彼を気の抜けた笑顔で返す。
見た目陰気なこの爺さんでも笑顔は効くはずだ。
「まあいいじゃろ。ここの回復薬はHPの30%回復で1000pr、80%回復で10000prじゃよ」
「…………高くない?回復薬てそんなすんの?」
私はおもわず引き攣る頬をなんとか抑え込み、笑顔のまま言った。
だって、30%回復薬買ったら今私が持ってる全額無くなるじゃん。
すると爺さんはフォッフォッフォッと笑い出す。
「お前さん、分かっててきたのかと思うたが、違った様じゃの。ここに来る見慣れない奴は思い上がったバカか、ただのバカじゃ。お前さんは後者ってこった。ここはお前さんにゃまだ早い」
正面からバカって言われた……。甘んじて受け入れよう。
それにしても、ここは上級者向けの店なのか……確かにHP30%とか回復出来るなら高レベルになってもお世話になれそうだな。
ということは、裏を返すとLV1の初期から使う様な代物ではない。そりゃ場違い甚だしい。
「そうか。ごめん、間違えて入ったみたいですね。将来的にはお世話になるかもしれないけど、今は普通の回復薬が欲しいんだ。何処で売ってるもんなの?」
「…………」
爺さんは無言で私を上から下まで舐める様に見つめた。
「お前さん、冒険者と言ったな。ここに来る前は何処にいたんじゃ」
はい、遠く離れた異界の日本という国ですね。
なんてことは言っちゃいけない気がする。
なんとなくだけど、親しくないのに勇者ってバラして良いことなさそうなので伏せておきたい。
仲間とか金とか揃ってるなら勇者ってことを言っても何の支障もないしメリットの方が大きいだろうけどさ。私は今、仲間どころか着の身着のままだし、所持金というか全財産が、大人としてどうかと思われる2000円だし。
疑われても証拠を提示できない上に信じられて厄介事を回されても困るわけだ。
「……実は王都の南にある村から来たんだ。冒険者って言ってもまだ何もやったことが無い。家出同然で飛び出してきちゃったんだ」
「ほぅ、そうかい。まあ、珍しくもないか。そういう奴は五万と見てきたからの。お前さん、冒険者を甘く見とる様じゃが、レベルはいくつじゃ?」
「…………15かな」
ちょっと盛った。だってLV1って流石に恥ずかしいじゃん!
そこで爺さんの目が呆れた様に細められた。
「まあ、スキルが充実しとるなら、そのレベルでもこの辺りで死ぬことは無いじゃろうが……HPはいくつじゃ?」
「……2000くらい」
割と盛った。まあ、LV15にもなればそのくらいいくんじゃねー?と軽い気持ちで言ったわけだが。
「ふぉ?!」
爺さんが口をあんぐりと開けて目を見開く。
それは何だ。どっち方面の顔だ?
「それは本当かの?」
爺さんがより一層疑わしそうな顔をしてきた。
えー、信じられてない。
何がダメだった?!勇者見習いの補正あっても低いのかな?高いのかな?この反応はどっちだ。盛ったのばれてる的な?
「嘘です、ちょっと盛った……1200です。ごめんなさい」
ここでかなり正直に正確な値を言った。
と、爺さんが少し平静を取り戻したらしい。開いていた口を閉じて鼻からゆっくり息を吐き出す。
「……ふむ。お前さんの家族は騎士か戦士で有名な者がおるのかね?」
「いないけど」
騎士は流石にないけど、体育選手的なことを指してるとしても、そんな話は聞いたことない。ここで嘘重ねてもしょうがないので正直に言う。
「そうか、稀にあるという突然変異じゃの。そのHPは誰かに言ったことがあるかの?」
「ないよ」
「親にも?」
「うん」
因みにあんたがまともに話す第一村人だから。
それにしても突然変異って、何か嫌な言い方だな。ガンとかの病気みたいじゃん。
「そうか」
爺さんはそこで暫く思案する様に沈黙する。
私はなんとなくその流れから、自分のHPて通常より高いのかもしれないと思った。
普通どのくらいなんだろう?
仲間いないのも単純に痛いけど、比較対象いないって方面でも痛いんだな。
私はボンヤリとそう思いながら店内を見渡す。正しく雑多。バネみたいなものから色鮮やかな薬品まで、所せましと積まれて整理されてたり散らかってたり。何が何だか分からないけど、貴重なアイテムだったりするんだろうか。
パッと見ゴミとかいう素人な感想を抱いてはいけないんだろうなー。まあ、ゴミのような何かだよね。
「そのレベルとHPの不釣り合いはあまり口にせんほうがええじゃろうな。儂はこういう仕事柄、そんなこともあり得るとは思うとるが、かなり怪しまれるぞい。HP2000なんぞ、人族だとLV50相当じゃよ。勇者でもない限りその域にはなかなかなれんのじゃぞ。ほれ、HP30%回復薬じゃ」
私は爺さんの勇者ってワードにドキッとしつつ、平静を装いながら笑った。
と、爺さんがピンクの液体が入った小瓶をカウンターにトンと1つ置いた。
「え、買わないよ!高いし」
ここはしっかりNOと言わねば!私はNOと言える日本人だぞ!ベトナムで3割増くらいの値段で吹っかけられて思わず買っちゃったけど!あの時の経験を今こそ発揮する時!!
私の警戒をよそに爺さんは朗らかに笑う。
「ふぉっふぉ、回復薬の相場はHP100回復で500pr、HP500回復で2700prじゃぞ。ぬしの場合はHP30%回復の方がお得じゃろうて」
「マジ?」
「マジじゃ」
それは……私のステータスが良くも悪くも体力バカって事なんだろうけど。ここでHP30%回復買っちゃうと全財産なくなってしまう。
でもなー、旅に出るのに回復薬だけは持ってたいよねー。
という葛藤が顔に出てたらしい、爺さんが私を見てまた面白そうに笑って小瓶をもう1個出した。
「今回はお前さんの冒険者としての門出を祝って出血大サービスじゃ。今後うちのお得意さんになると約束するならば、こいつ2個で1000prにしてやろう」
マジか、超お得じゃん。
や、まあ、相場この爺さんから聞いてるだけだから騙されてるだけかも知れんけどな。そもそもHP100回復が500prなのが怪しい気もする。命云々に関わる薬品だからそのくらいの値段設定でもおかしくはないんだろうけどさぁ。
ぐぅー
と、ここで私の腹がなった。
く、恥ずかしい。1食をとるか一生をとるかの究極の選択だわ。
爺さんはそっと目を眇めて口を開いた。
「今ならつい先程買ってきたサンドイッチもおまけしよう」
「買った」
ほぼ脊髄反射で全財産を放り投げた。
こうして、私は今日泊まる宛も夕飯の目処も立たない身となってしまった。ホームレスでももうちょっとお金持ってるもんだろうな。
でも何故か今の私は満たされた気分になる。サンドイッチが美味だったからだ。
持ち前の『なんとかなるさ』精神のおかげで私は根拠の無い自信と共に北側の城門をくぐった。
門の外は腰の丈ほどの草原に土で出来た道が延々と続いていた。
もっと魔物が溢れてるかと思ったけど、案外いないのな。まあ、いたら街の近くだし衛兵さんたちが駆除するよね。
城壁が見えなくなり始めた頃、道から数メートル離れた所の草が揺れた。
「ガウッ!」
二足歩行の狼が飛び出してきた。身長は大体2mくらいで、手には棍棒を持っている。
「え、……あー!!」
私はここに来て重大な間違いを犯したことに気づいた。
そう、手ぶらなのだ。武器が、ない!!
なんて愚か、そして超危機。こう言うのなんて言うんだっけ、絶体絶命か。
とりあえずダッシュで逃げようか。
そう思って後ずさりしたけどガッチリマークされてる。あと飛び出してきた時のスピードから予測するに、こいつ私より走るの早い。
「ガウーッ」
そうこう考えてるうちに二足歩行の狼が棍棒を振り上げてきた。
やばい、死ぬ。
頭を腕で庇いながらそう思った。
ガキンッ
「いたっ!」
衝撃とコケた時のような傷が腕に出来ていた。擦り傷みたいな。
HPが100減った。
でも生きてる。今の雰囲気的にはかなりヤバそうだったんだけど、何とか耐えられる範囲らしい。
私は慌てて狼から距離をとって、手頃な石を掴むと思いっきり投げた。
「ギャウッ」
一応命中した。けど、向こうも大したダメージじゃなさそうだ。
「グルルルル」
あ、やばい。怒った。
私はとりあえず手当り次第に石を投げまくる。
でも一投目以降、放られた石は狼には当たらない。全部かわされてる!
投げ続けたせいで石が周りからなくなった。
やばい、と思った時には遅かった。
ガキンッ
「ぎゃ!」
今度はもろ肩に攻撃を食らってしまった。めちゃくちゃ痛い。
HPが更に減って残り600になる。
とりあえずHP30%回復薬を飲む。正露丸みたいな味だ。
痛みが少しだけ引いた。
さて……これはマジでやばい。
どうにか手はないものか……と、見回してもあたり一面草原で草と土しかない。
「ガウッ」
狼は更に攻撃をしかけてくる。
ちっ!そう何度も食らってたまるか!
そんでもって、石がなければ人間の武器、拳を使えばいいじゃない(マリーアントワネット風)。
私は回避しつつ思いっきり殴った。
「キャンッ」
お?ちょっと効いた?
そうと分かれば連打だ。狼が一瞬怯んでる間にコンボし続けた。
「うぉらぁぁあああ!!」
20発程殴ったところでポーンと音がなる。
《熟練度が一定数を上回りました。スキル『殴打LV1』を取得しました》
私は殴りながら、殴打LV1をオンにした。内容が何であれ死ねば終わりだからな。とりあえずこの狼を倒すために最善を尽くす。
なんかスタミナが減っていくけど、気にせずひたすら殴り続けた。
結局1時間くらいの決死の連打の末、狼は倒れた。
私はハァハァと息を継ぐ。
途中何回か狼も死にものぐるいでカウンターしてきたからHPは残り200で、スタミナはもはや30しか残ってない。
つうか、土壇場で狼が回復魔法を使ったのがヤバかった。何でこんな初期の敵から回復魔法使えてんの?これがゲームと現実の違いか?
酷いよ、全く。
まあ、勝った。生き残った。
身体中傷だらけだ。
でも何とか勝てた。良かった。
失ったものは大きい。服が裂けたし、最後の一つだった回復薬は40分前に使った。
「爺さんの嘘つき!」
魔物がこんな強いとか、聞いてない!
確かに爺さんはLV15ならスキルが充実しとれば死なないと言っていた。嘘はついてないんだろう。嘘をついたのは私だ。
この叫びはとりあえず八つ当たりだ。行き場がないからね。
それにしても、前の勇者達とか最初の魔物かなり楽々倒してたよ?!だから何となくいけると思っちゃってたんだけどさ?
あれは勇者見習いじゃなくて頭に色々くっついた勇者だったからか!?スキルとかもっと実践向きだったしね。そして武器も持ってたもんね!仲間もいたしね!!
はいはい、私がバカでした。武器無し仲間無しで魔物に挑むなんて愚かの極みだ。
慎重さの欠片もありませんでした!
と、ここでポーンと音が鳴る。
《経験値が一定数を上回りました。LV1からLV8に上がりました。ステータスが上書きされました》
《熟練度が一定数を上回りました。スキル『殴打LV2』が解放されました》
《熟練度が一定数を上回りました。スキル『不屈LV2』が解放されました》
名前:ウエノ カナメ
種族:ヒト
LV:8
称号:勇者見習い
加護:なし
ユニークスキル:鑑定LV2、呪い無効LV1
スキル:殴打LV2、不屈LV2
HP:1600/2600
スタミナ:2030/3200
MP:15/15
物理攻撃力:2600
物理防御力:2600
魔法攻撃力:15
魔法防御力:15
回避力:350
テクニカルポイント:800
おお、重かった身体がかなり楽になった!傷も少し軽傷に変化した気がする。
服は……治らないよねー、ですよねー。
と、ステータスを一つ一つ確認する前に、狼の死体の傍に光るものが落ちている。
うぉぉー金だー!!
認めよう、無銭な私はただの金の亡者です。
なりふりかまってられるか!金がなければ誰だって勇者でなく、金の亡者になるんだ!
飛びつくように拾い上げた貨幣には10prの文字。
何度周囲を見渡してもそれしかない。挙句狼をひっくり返してみたけどやはり無い。
「……ふっ」
思わず自嘲してしまう。私は震える手で10pr玉を握りしめた。
お金を稼ぐのは大変だと言うのは知っている。確かに日本は恵まれてるからね。今まで働いてきたバイト代で最低賃金は600円だったけど、それでも貧しい国の人にとってはかなりの価値だよね。先進国で暮らしてきた私には、グローバルな金の価値は理解出来ていなかったんだ。
つまり、何が言いたいかっていうと、アレだ。
時給20円とかやってらんねーんだよっ!
私は思いっきり10pr玉を足元に叩きつけた。
《条件を満たしました。称号:『金欠』を取得できます》
……は?
……はぁぁああ?!
喧嘩売ってんのぉぉお?!
あ?マジ何なの、この称号、喧嘩しか売ってないよね?!
呪い無効の勇者だけど、この世界マジで呪うぞコラ!!
と心の中で盛大に毒づきながらも鑑定クリック。いや、だって、ほら、何か光るものがあるかもしれないじゃん。勇者見習い以外で初の称号だし?
《称号『金欠』:所持金額が少ないほど物理攻撃力がupする。最大で1.08倍》
誰がこんなクソ称号取得するかってんだよー!不名誉な上にゴミ恩恵じゃないか!
8%攻撃力upってあんた、消費税じゃないんだからさぁ?確かに痛いよ?塵も積もれば家計は圧迫されますよ?
でも勇者見習いのが20%upだからね、即時消去だ!クソが!!
まあ、称号はストック欄に入れられて削除はされないらしいけどね。気持ち的には消去だよ。
私は半ばヤケクソになりながら狼の死体に触れた。そしてすかさずポフッという気の抜けた効果音が響く。
《鑑定に失敗しました》
そう、内心切れてようと現実的な部分に無駄は出さない主義なんだ。同じゴミでもきっとこちらは有用なはず。
私は触れた手を一旦離し、再度チャレンジした。
《鑑定に失敗しました》
《鑑定に失敗しました》
《鑑定に失敗しました》
《鑑定に失敗しました》
《鑑定に失敗しました》
《鑑定に成功しました》
成功するまでひたすら続けるつもりだったけど、案外早かったな。これまでの不幸レベルからいくと、もう10回くらい失敗すると思ってた。
はは、そう。もう最悪を想定しないと気持ちがやってられないんだよ。私、これまで日本で幸福に生きてきたんだな……。
おっと、鑑定結果見なくちゃだね。
《ブラウンウルフの死体:革、肉、骨、牙、爪に分解可能》
そらそうだろうさ!!そんなの想像でわかるんだよぉぉおお!!!
私はガクッとorzポーズをとった。
何だろう、心が折れそうだ。
ただ、まあ、わざわざ分解可能と記すということは、だ。何かしらが売れるはずなんだ。だってRPGだと魔物の革とか、売れるもん。
私は長いため息をつきながら、まずブラウンウルフの爪を剥ぎ取った。これは案外簡単にポキっととれた。
その1つを胴体にぶっ指してザクザクと傷を作る。
うげ、かなりグロい。そして血の匂いがキツイ。
吐き気があるけど、サンドイッチを戻すわけにはいかない。私はちぎれきった長袖をノースリーブにして布を口に巻いた。気休めだけど、いくらかマシになった気がする。
爪は、3cmほどの長さで鋭く尖っている。ちょっとしたナイフみたいな形状をしてる。その爪を駆使してブラウンウルフの革剥ぎをしていく……まあ、切れ味はナイフの劣化版だからうまくいかない。
てかそもそも私、日本でも魚捌いたことないレベルなんだ。だからカンを頼りに切り進めていく。素人が分解せずにこいつ1体を丸々街に持って帰ってもいいけど、重いから無理だよね。
ほら、私か弱い女子だし。
一通り革をはぎ終わって、牙を回収した頃にはもう陽が傾きだしていた。
《熟練度が一定数を上回りました。スキル『解体LV1』を取得しました》
なんかスキル得たらしい。でもま、今はそれどころじゃない。
急いで牙と爪、革をまとめると城門まで走って帰った。出来れば今日はもう魔物と戦いたくはない。日が暮れる前なら城門は開いてるはずだ。衛兵さんもそう言ってた。
街に戻れば、とりあえずは魔物に襲われる心配は無くなるだろうし、運が良ければこの革とかを買い取ってもらえて、お金になるかもしれない。そう、そしたら1泊できて、ご飯も食べられる……そんな希望はもっちゃいけなかったらしい。
全く、取らぬたぬきの皮算用だ。
いや、私の場合、たぬきは取った。たぬきは取っても売れる場所まで行けなければ結果は一緒なのだ。
私の目の前には固く閉ざされた城門がある。衛兵の詰所のようなドアをガンガン叩いて大声で呼びかけても返事どころか物音1つしなかった。
「クソが!」
最後は悪態つきながら思いっきり城門を蹴飛ばした。
大きな音と共に石が少し欠けた。
「いたっ!」
痛みが足に走る。HPが10減った。スタミナもかなり減ってしまって、1000くらいだ。
え?何か、私、何してんだろ。
無性に哀しくなってきた。
城門からちょっと歩いて城壁にもたれて座り込んだ。
ぼんやりと見つめる景色、北の空は暗く紫に染まって、何一つ隔たりのない草原が続いていた。
※修正 空欄作りました