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少年エルフよ、何したんだよ

切りが悪くて体感恐らく短いです。文字数は2500くらいですけど。

 項目チェックをし終わると私のステータス画面に奴隷一覧という項目が加わった。


 名前:なし

 種族:堕天エルフ(ダークエルフ)

 LV:1

 称号:愚者の末路

 加護:最上級隷属の加護

 ユニークスキル:拒絶LVmax

 スキル:忍足LV2

 HP:1/1

 スタミナ:1/1

 MP:2/2

 物理攻撃力:2

 物理防御力:1

 魔法攻撃力:3

 魔法防御力:1

 回避力:1

 テクニカルポイント:0

 ※呪い状態


 あー、うん。想像以上というか以下というか。

 色々ツッコミたいんだけど、まずは……


「スフィアさん、あの、この子名前の欄が『なし』なんですけど、どうしたんですか?」

「それは最上級奴隷にしたからじゃな。奴隷から名前を一旦消し、命名権を持つようになる。称号の決定権もあるが……こやつは呪いによって称号が剥奪されておる、称号を変えさせるならば一から取得させる他ないじゃろう。それから……これはどの階級の奴隷にも共通するんじゃが、奴隷は右手にアザができる」

「……マジすか」


 今更だけど、最上級奴隷てヤバイのな。で、少年の右手の甲はシーツに隠れて見えてなかったけどよく見れば赤い鎖のようなアザが出来ている。

 あんまり数量的な理解してなかったけど、2億円相当を払ってする儀式だもんね。儀式自体もアッサリしてたから全然実感沸かなかったけど、ヤバイことしでかしたのかもしれない。


 ま、何であれ、私が気をつければ済む話か。いずれにしても永遠に奴隷にしとくつもりないしな。手のアザも奴隷解除したら消えるだろう。そして名前を無理やり変更させるとかいう鬼畜なことをするつもりはないので、少年に話しかけてみる。


「名前何ていうの?」

「…………」


 少年はじっと見つめるだけで無言だ。ボケっとしているとも言う。


「えーっと」

「そやつは大森林の加護から外れておる、エルフ語しか理解出来ぬぞ」


 マジかよ。言葉通じねぇのかよ!


 うーん、これはもう、この場で如何の斯うのするより一旦宿屋に行って落ち着いてから取り組むべきだな。あと周りの目がめんどくさい。


 そう決めた私は、のらりくらりと祝勝会の参加を躱して少年エルフを連れて宿泊予約していた宿屋に向かった。1人増えたけど、空きくらいあるでしょう。部屋をツインに変えてもらおう。


 で、少年エルフだけど、私から20mの範囲ギリギリに離れた状態でヨロヨロとついてくる。その異様な黒い呪いの雰囲気を感じ取ってか、少年エルフに近づく輩は皆無だ。


 おかげで少年エルフはジャイアンみたいな奴に絡まれないの確定だし、好都合だ。


 私は同じてつを踏まないよう道行く輩をなるべく目を合わさない方向で歩く。


 《種族『堕天エルフ(ダークエルフ)』:世界の禁忌を犯した結果、呪いを複数受けたエルフ》


 《称号『愚者の末路』:以前に呪いを省みずに禁忌なる称号を取得し、全てを失いし愚者に送られる称号。ユニークスキル『拒絶LVmax』、スキル『忍足LV1』を同時取得できます》


 この子、何したんだよ。

 世界の禁忌って何?禁忌なる称号て何だよ!?

 あ、検索できないのか。はいはい。


 で、一番下の※のところの呪い状態をクリック出来るみたいなのでクリックした。


 《『ステータスダウンの呪い(上)』:HP、スタミナ、MP、各攻撃力、各防御力、回避力におけるステータスが全て10000分の1になる。但しその際1以下にはなれない。また、HPに関しては、被受者の身体が外的内的要因で全て機能しなくなった時、0となる。また、スキル『呪い解除』による解除は不可》


 《『死後の呪い(上)』:対象者がHP0を迎えた地点の半径200mは呪われた大地(1時間毎にランダムで1つ呪いを受けることになる地域)と化す。また、スキル『呪い解除』による解除は不可》


 《『呪い伝染の呪い(中)』:対象者に接触した者は同等の呪いが感染される。他の呪いが残存する限り、スキル『呪い解除』によって解除されることは不可》


 《『言語不理解の呪い(中)』:呪い発動時点の母国語以外の言語、文字の記憶を剥奪する。また、その後の対象者が発信する言語、文字は他者にとって理解不能となる。スキル『呪い解除』によって解除されても呪い発動以前の言語知識は戻らない》


 《『スキル剥奪の呪い(下)』:呪い発動時点のスキルが全て剥奪される。更に、その後のスキル獲得及びレベルアップのための熟練度が通常時の1000分の1換算になる。(ユニークスキルを含む) 但し、剥奪されたスキルは、スキル『呪い解除』によって解除された場合復旧する》


 《『経験値剥奪の呪い(下)』:呪い発動時点の経験値が全て剥奪され、LV1になる。更にその後のレベルアップのための経験値が通常時の10000分の1換算になる。但し、剥奪された経験値は、スキル『呪い解除』によって解除された場合復旧する》


 《『称号剥奪の呪い(下)』:呪い発動時点の称号が剥奪される。更に呪い発動時点で取得可能状態であった称号も全て剥奪される。但し、剥奪された未取得の称号は、スキル『呪い解除』によって解除された場合、条件を満たしているものが復旧する》


 さて、この一覧で分かることが3つほどある。


 1つ、この子、呪い7つMAXで持ってんじゃんてこと。スフィアさんに言わせれば、世界屈指の堕天者だわ。本当に何したんだよ。


 2つ、呪い解除というスキルが存在するということ。私のは呪い無効だから、ちょっと毛色が違うけどね。呪いが無くなるという点において結果は一緒だと思う。


 3つ、これが重要。呪いには段階があるってこと。呪いの後ろに(上)(中)(下)があるし、(上)は呪い解除のスキルが通用しないらしいってのが見て取れる。


 ってことは、だ。最悪の場合、私のスキル呪い無効も効かない可能性が高いってことだよね。


 そう。

 薄々わかるだろうが、あわよくば私は、この子の呪いを無効化して仲間に……はちょっと人道的に子供を戦わせるのはダメかもしれないので、エルフの村に返してあげようという程度には考えていたのだ。


 でも、困った。

 解除不可の可能性が出た以上、楽観視は出来ない。そして想像してた以上にこの子のステータスが弱い。

 HP1てヤバイよな。よく死ななかったよね。


 このまま旅立ったら、助けるどころか殺しに行くようなもんだ。私1人なら、なんとかなるだろう精神でガンガン進んでたけど、流石にちょっと色々揃えなきゃいけないよね。明日は旅立ちの準備で一日が潰れそうだ。


 ま、うん。それはそれとして。

 その前に何か食べさせなきゃだよねー。


 宿屋までの道すがら、砂糖と米を買ってかえった。

七夕ですね。皆様の願いが叶いますように。


書き上げられれば1時間後にも上げときます。

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