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何で奴隷商助けてんだろとか思っちゃダメだよ?

 《称号『狂戦士』:捨て身の戦いに身を投じる戦士に送られる称号。物理防御力、魔法防御力のステータス値が3割downの代わりに物理攻撃力のステータス値の補正特大up。ユニークスキル『挑発LV1』、スキル『斬撃LV1』『槍撃LV1』『打撃LV1』『連撃LV1』を同時取得できます》


 あれ、何か前までの称号より説明詳しくない?


 一覧になってるから他の取得可能な称号も流し見る。


 《称号『金欠』:所持金の1回の支払いで全額を2度以上失った者に送られる称号。所持金額が少ないほど物理攻撃力がupする。最大で1.08倍。スキル『投擲LV1』を同時取得できます》


 《称号『大食』:1食の量が種族平均の2倍を上回った者に送られる称号。HP、スタミナ値の補正大up。スタミナ回復率中up。スキル『休息LV1』を同時取得できます》


 ふむ、何か記述が増えてるな。

 考えられることは、鑑定のLVが上がったからってところかな?


 称号を選んだ場合、ユニークスキルとスキルの何を取得するのか書かれてるのは便利だな。


 にしても、狂戦士って(笑)

 そんなに私捨て身の戦いしてたか?よく分からんけど名前強烈だわ。そして効果も強烈。これ、ゲームのキャラデザによるけど、地味に人気の出そうなイカレキャラだよね。


 この称号取得しちゃったらほんとに狂戦士になるんだろうなー。でもスキルは魅力的だー。


 て、ここでうだうだやってる暇はない。


「タダンさん、とりあえず安全圏に行きましょ仲間のいる拠点どこなんすか?」

「お、おう。あっちだ」


 ドカーンッ

「「?!」」


 そう言って指さした方向が爆発した。ここからだいたい500mくらい行ったところだろうか、すぐそばだったからか、地響きと熱風がすぐに来た。


「お頭っ!!」


 タダンが真っ青になりながらヨロヨロと立ち上がる。


「今の何?!爆弾?!」


 私は混乱する。


「ばく……?ありゃお頭の火魔法だ!滅多に使われねぇが……お頭が魔法を使うほどの敵がいるに違ぇねぇ!」


 回復薬を飲んだとは言えボロボロな身体に鞭打って無理やり爆発のあった方へ足を進め始めた。


「カナメ、助けてくれてありがとな!だがせっかく助けて貰ったが、俺はお頭にこの命、捧げるって決めてんだ。お頭が魔法を使うとなると命懸けになるはずだ、おめぇさんにゃそこまで求めちゃいねぇ!今すぐここから離れろ」


 タダン……そんなに必死になるくらいお頭のこと大事なんだな。


 まあ、私も知ってる人がピンチなら助けたいけどさ。確かに命懸けはちょっとなぁ。

 さっき殺されそうになったばかりだし、出来ればお言葉に甘えてスルーしたいんだが……この雰囲気、困った。


 てか何でこんなバトルマンガ的な展開になっちゃったんだ。初期展開にしちゃハードモードすぎじゃね?私まだこの世界来て3日目なんですけど?!流石に奴隷商どものドンパチに巻き込まれるとか想像すら出来んかったわ。


 私は大きなため息をついて、ヨロつくタダンに追いついて片脇を抱えあげた。


「カナメ……」

「毒を喰らわば皿までっす。とりあえず、あの爆発のあったとこまで一緒に行きましょう」


 ただ、「命大事に」は最優先でいかせてもらいます。


 着いて魔法対戦してたら即刻退散する感じで行こう。

 だって私の魔法防御力って超低いし、私の攻撃手段の物理攻撃との相性よくないっしょ。



切りが悪いので今日はここまで。

短くてすみませぬ。


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