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Message  作者: なぁちゅ
1/1

STEP

家に帰りたくなかった。

帰ってもどうせ誰もいないだろう。

いたとしても、また灰皿や皿や花瓶が飛んでくるだけだ。


気づけば冷たいしずくが山下優衣の頬を濡らす。

それに合わせて歩く速度も速くなる。


こんなはずじゃなかった。

普通に学校へ行って、授業受けて、友達と放課後にカラオケ行って。

それで十分だった。


幸せだった。


何度殴られても、

蹴られても、

痛みも感じなかった。


昔に比べれば。


テスト期間中に何度もケンカのうるさい声を聞いた。


でも我慢できた。


机に向かって勉強できているということが嬉しくて。



でも、悪魔はその日常のささやかな幸せを奪っていく。



なんで。


なんで・・・?





なんで、




殺したの・・・・?




_お父さん_・・・






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