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記憶への旅   作者: gOver
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第1話 夢

「小説家になろう」の作家さん達でリレー小説を始めました!それぞれの作家さんの個性ある文章をお楽しみ下さい。先の見えない展開がどうなるか楽しみです。頑張って完結出来るよう執筆したいと思います。

 おそらく空は、快晴でしょう。でも……この森は一体何なのでしょう。

 少女にはここがどこなのか、空が本当に快晴なのか、そして……自分が誰なのか。それら全て、知りません。いいえ、忘れてしまったのです。

 そしてどこで、どうやって記憶を無くしたのかも分からず、なぜこんな真っ暗な、樹木の生い茂る場所に居るのか。疑問でした。

 ココハドコ……?

 少女は森から出ました。久々の太陽の光に目を瞑ってしまいます。やはり、空は真っ青、快晴だったのです。

 すると、向こうから別の少女が慌てた様子でこちらへかけてきました。

 アノコハダレ?

「あなた誰?何でそんなところから……どうしたらいいんだろう……」

少女は慌てふためいて、どうしたらいいのか分からないといった表情です。

「あぁ、ママ!!」

すると少女がさっきやってきた方向から、母親らしき女性が現れました。

「どうしたの、フィオナ?あら、そのこは……まぁ、怪我してる!まさか、あの森からきたの?」

「そうみたいなの。あの森から出てくるの、見たわ」

「そう……あなた、お名前は?」

 突然話は迷いの少女へと向きます。

「……わかんない」

「困ったわ……じゃあ、お母さんかお父さんのお名前は?」

「……知らない」

「うーん……どこの町から来たの?」

「しらない。なにもわかんない……っ!」

 記憶のない少女の体は、その言葉の後に大きく傾きました。

「あっ……!」

 フィオナという少女はそう叫び、彼女の母親が少女の体を受け止めます。

 少女はそのまま眠りの世界へ……安らぎを求めたのでした。


 まどろみから目覚めると、少女は全て知っていました。

 私はスー。今日の誕生日で16歳。あの日から、9年が経った……。

「また、あの日の夢を見ていたのね……?」

 そう、あの記憶喪失の少女はスーと言う名前で、フィオナの家で暮らしています。記憶はまだ戻っていないから、スーと言う名前もフィオナたちが付けた名です。

 仮の名前、仮の家、仮の家族、仮の私……。

 

 本当ハ、私ハ誰ナンダロウ?



作者より☆★

リレー小説の一員です、菫と申します。

中学3年で、吹奏楽部でトランペット吹いてます。

これから皆さんと協力して頑張りますので、よろしくお願いします。

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