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異骨伝記  作者: 天川大和
5/5

VSコボルド

 スケルトンが背後に回ると、骨の軋む音に気づいたコボルドは瞬時にスケルトンから距離をとった。

 そして喉を唸らせ威嚇し、爪を立てて戦闘体制に入った。

 

 スケルトンは背後をとって先制出来なかったことで、自分より動きが速いコボルド相手に傷を合わせ動きを鈍らせる作戦が失敗し、武器もない状態で万全の状態のコボルド相手に戦闘を強いられることになってしまったため次の作戦を考えていた。そしてコボルドは、スケルトンの様子を見ながらも食事の邪魔をされたことに怒りを感じていた。


 「アマリ時間ヲカケルト仲間ガイタ時面倒ダナ。ココハ少シ無理ヲシテデモ攻メニ出ルベキカ?」

 そう呟くとスケルトンはコボルドに向かって動き始めそれに呼応するようにコボルドは地面を蹴り走り出した。

 スケルトンが腕を振り上げるとコボルドは素早い動きで爪による引っ掻きで骨の体に傷を作る。そして腕による打撃をかわして背後から足に噛みついた。

 

 時間が経つにつれスケルトンの骨の体には切り傷や歯痕が増えていた。しかし,コボルドも攻撃は受けておらず傷はないがずっと動いていたため疲れによって動きが鈍ってきていた。

 普通のスケルトンとコボルドの勝負ならこの状態からでもコボルドは単調な動きのスケルトンに負けることはない。そのためコボルドは動きが鈍った状態でもスケルトンに攻撃を仕掛けた。

 しかし,このスケルトンは自我を持った異端なスケルトンである。さらにコボルドもそこまで考えることができるモンスターではないためいつものように行動してしまった。

 コボルドはスケルトンに動きを読まれ一撃をくらい倒れそのまま殴り殺された。

 こうして異端なスケルトンの初戦闘は勝利で終わったのだ。


 「ナントカ勝ツコトガデキタナ。ナンダ?コノ感覚ハ?」

 スケルトンが勝利に安心した時体に力が湧くような感覚があった。

 「コノ状況,コノ前頭ニ入ッテキタ光景ニ似タヨウナモノガアッタナ。確カ、ステータス。ダッタカ?」

スケルトンがそう言うと目の前に数字や文字の書かれた半透明のボードのようなものが現れた。


名前 

種族 スケルトン

LV 2 

HP 15/26

MP 5/5

攻撃 13

防御 16

素早さ 6

ユニークスキル  【骨吸収】LV1

スキル 【斬撃耐性】LV1 【打撃脆弱】LV1

【魔力感知】LV1


 「コレガ私ノステータストイウモノカ。スキルトハドウイウモノナノダロウカ?」

 スケルトンがスキルの名前に触れるとその詳細が表示された。


【骨吸収】生物の骨を吸収することでステータスが少し上昇する。またその生物が持っていたスキルを極小確率で獲得。下位互換スキルを低確率で獲得。

レベルが上がるほど効果に補正がかかる。

※ステータス上昇の値やスキルを得られる確率は吸収した個体の強さ,持っていたスキルの強さによって変化する。


【斬撃耐性】斬撃によるダメージを軽減する。


【打撃脆弱】打撃によるダメージが増加する。


【魔力感知】近くの魔力を感知することで擬似的な五感を得る。また指定したものが持つ魔力量の大きさがわかる。


「ナルホド。コレヲ駆使シテ強クナレバイイノカ。」

 スケルトンは自分のスキルの能力を確認すると先ほど倒したコボルドの骨を【骨吸収】で吸収し、ステータスボードを確認した。


名前 

種族 スケルトン

LV 2 

HP 15/32

MP 5/6

攻撃 15

防御 18

素早さ 8

ユニークスキル  【骨吸収】LV1

スキル 【斬撃耐性】LV1 【打撃脆弱】LV1

【魔力感知】LV1


 「ホウ、少システータスガ上ガッタナ。ナカナカ強イスキルダナ。コノ調子デ鍛エテ行クカ。」

 スケルトンは自分のステータスを上げるため次の獲物を探し始めた。

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