プロローグ②
「あの女神も説明が細けーんだよ。」
真崎勇人は暗い闇の中でつぶやいた。
「それになんだよ。
すぐに転載できると思ったのになんか暗いし、宙に浮いてるような気がする。
あいつなんかミスったのか?」
彼は女神への不満を次々吐き捨てた。
「まあいいか。
こっから俺のハーレム魔物生活が始まるんだからな。」
彼はそう言うと自分が足場のような場所についたのに気がついた。
そして視界の先にうっすらと光が見えるような気がしてその方向に進んでいった。
真崎勇人は日本で生きていた時は、大企業の社長の次男として生まれ、いわゆる上級国民として生活していた。
中学ではクラスのカップルから彼女を奪い、妊娠させたら捨てていた。そして彼氏には問題を偽造し社会的に潰すと脅して泣き寝入りさせていた。
高校になるとさらに悪化し、裏の人間とつるみ多くの人を騙し、誘い、壊し、捨ててきた。
彼に人生を狂わされた人は数知れず。
しかし,彼の父の権力で様々な事件は揉み消されてきた。
だからなのか高校卒業の前日、彼は交通事故であっさりとそのせいを終えた。
そんな彼が異世界転生するなど世界は無常である。
と、思われたが‥‥