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悪役令嬢になるのも面倒なので冒険に出かけます(仮)  作者: 綾月百花
7   北の魔物の森
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5   新しいパーティーメンバー


「男性諸君、お久しぶり」

 リリーはアハトの真っ赤な頭を微弱なトルネードで、ソフトクリームのようにした。

「何するんだよ。あ、リリーとアトミスじゃないか」

「今日、二人で入団したのよ」

「リリー婚約おめでとう。でも、なんで婚約したのに、こんなところにいるんだ?」

「退屈だったのよ。杖もロットも試していないもの」

「リリーらしいけど、アトミスまで、伯爵令嬢なのに」

「私も退屈過ぎて、武器も使ってみたいし・・・・・・」

「最前線で戦うのは大変だけど辞めてみると、遣り甲斐はあったんだなと思ったよ」

「またパーティーメンバーになれますか?」

「別メンバーに誘われているけど、お嬢様達が来たのなら、またメンバーになろう」

「ありがとう」

「またよろしくね」

 食事のトレーを置くと、彼ら達の前に座る。

「アハト達は今日からの予定だったの?」

「一応、でも、1日休んで明日からでもいいぜ」

「じゃ、明日からお願いね」

 アトミスが美しく微笑む。

「このエリアは、金貨が2枚ずつもらえるらしい。どんな魔物か知らないけど、毎日、支払われるらしい」

「強いのかしら?」

「その可能性が高いな」

「武器持ってきましたか?」

「持ってくるのは大変だったが、持ってきた。アクセサリーも・・・・・・」

「みんなも?」

 ワポルとフィジも頷いた。

「魔物退治に慣れたら、またダンジョンに攻撃するんだろうな。それとも、もう視野に入れている可能性も高いかもしれないな?」

「この建物の戦士は、100人くらいいるらしい」

「前と変わらないわね」

「前の魔物の森から、こっちに移ってきた者がけっこう多いらしい」

「こっちはあまり重点に置かれてなかったから、元々少ないのね」

「そうだろうな」

 リリーはアハト達三人とアトミスが話している内容を聞いている。

「属性は?」

「今回も混合らしい。ワポルとの衝突に気をつけないと爆発が起きる」

「アハトとは背中同士だ」

 ワポルが料理を食べながら答えた。


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