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なんで俺が異世界転移してるの?  作者: 特に何も考えてない
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3.5 女神と勇者召喚

主人公視点では無いです

「……難しい問題ですね」


金色の長髪が特徴的な女性が誰に聞かせるでも無く、唯1人呟く。


「しかしあそこは、別の問題も抱えて水面下で確実に動いている。そうなるとやはり…、しかし先にこちらの問題が動くとなれば無駄になってしまう可能性も…」


そこに1人の男性が現れて独り言をブツブツと呟く彼女に話しかける


「また考え事かい?姉さん」

「アズマ、戻ってきてたのね。」

「今さっきね」


アズマと呼ばれたこの男性は人々から『才子を齎す愛の男神』と呼ばれるこの世界の男神アズマ本人である。

そしてその神に「姉さん」と呼ばれたこの女性こそ、『人々を導く美の女神』と呼ばれる女神アルナだ。


「それで、何を難しい顔して悩んで居たんだい?」


「私が悩む事と言えば、他の神の事か人々の粗相、もしくは星や人々にとって脅威となる存在の事ぐらいでしょ?」


「何?またどっかで魔王か邪王でも生まれそうなのか?」


アズマはやれやれっといった感じで聞き返す


「両方よ、元々魔王が出そうだった所、その国の近くで今度は邪気の濃度が急に増加したのよ…。"彼女"が言うのだから間違いないわ。」


「まさかの…、それで場所はどこなんだ?一番の問題はそこだろ?」


「レイリー王国内、邪生の森よ。」


「あー…あそこか…。たしかあそこは、姉さんが信者達を使って、常々警戒させてる場所だろう。」


「えぇ、あの場所での邪族の発生速度も成長速度も他より非常に高いの。だからスタンピード自体起きないように押さえ込んでいるのだけど。でも今回はそれだけじゃ済まないわ、確実に邪王は現れるし、仮に今までの様に勇者を送ってもどうにかできるとは思えないわ。」


「俺たち、星の神が被害の出る前に直接赴くわけにはいかないからなぁ…。」


神が戦いに参加すると戦場となった地は最悪荒れ地となるからだ。


「あの大陸で私達を信仰し教会を置いている人族の国はレイリー王国だけだから、他の国に分けて召喚して役目も分ける事も出来ない。仮に、今召喚したら邪王戦への参加はほぼ強制。その後に勇者を召喚しようにも召喚のタイミングが魔王出現に間に合うかどうかもあるのか…」


神様が2人して考え込んでいるそんな光景。

ふと、アズマが口にした


「なら、勇者を二人連れてこればいいんじゃないかい?」


「二人同時に…」


「そう、良さそうなのを2人選んで、互が互を上手くカバー出来る様に相性が良くなる様に力を与えるのさ。今までだと1人に対して色んな状況でも対応できるように力を与えてたから、それに比べるとアンバランスかも知れないけど、二人合わせれば怖いもの無しになる。どうよ?」


「確かに悪くはないわね…。ただその場合は、その2人が信頼し合える様な親密な関係に無いと危ないわね…。」


「そこは頑張って探すしか無い……見つけた。」


男神アズマの分霊の1体がタイミング良く、話していたモノを見つけた。

女神アルナが見せるように急かす為、その視界を共有し見せる。


「あらあら、一緒の部屋で寝ちゃって。部屋を見る感じ一緒に勉強してたのかな?」


「恐くそうじゃないかな、日めくりカレンダーを見ると休日みたいだし、土日に一緒に宿題しながらゲームで遊んでたとかだと思うよ。」


「狭いベッドで二人並んで寝て可愛らしいわね」


「二人を見るに、彼女の方が積極的で自身の恋心に自覚があるようだね。」


「確かにこの二人の親密性なら悪くないわね。私的にもこの二人で問題ないと思うわ。アズマも良いわよね?」


女神アルナの言う、"私的にも"というのは、力を与えるのに適しているかを示している。

アズマもそのことは承知だ。


「勇者召喚に関しては姉さんの役割でしょ。姉さんがいいと思うならボクは問題ないよ。」


「ありがと、それじゃあ早速行ってくるわね。」


そう言って女神アルナはその場を後にした。







気が付くとそこは夢の中だった。

意識がハッキリとしてない頭で周囲を見てもすぐに『これは夢なんだな』と気付く程白く何もない空間。

不思議と眩しいとかは思わなかった。まぁ、夢だからか…?


そんな光景をボーッと眺めていると何もない白い空間に一人の女性がふと現れた。

女性は金髪が特徴の美しいという言葉がよく似合う女性。

ついでに言うとスタイルもいい。


「初めましてお二方、私は別の世界で女神をしているアルナと申します。」


…お二方?

そういえばオレ、知愛ちえと宿題した後ゲームして同じベッドで寝たんだっけ…。

ふと、横を見ると知愛が居た。

知愛もオレに気付きこちらを見る。


「幸くん…?」

「…夢の中でも知愛に合うなんて、なんか可笑しいな…。意識しすぎかオレ…」

「えっと、夢?私の夢…?それとも幸くんの夢に私が出てるの?」


あれ?なんかよく分かんなくなってきたな。

これ、本当にオレの夢?


「そろそろ話ても大丈夫かしら」

「あ、えっと…誰?」

「アルナさん…でしたっけ?」


「はい、女神アルナです。少し混乱している様なので今の状況を説明させて頂きますね。今のあなた方二人は実際には眠っております。そんな寝ている二人の深層意識をこの空間と繋ぎお話出来る様にしています。なので夢であってもただの夢ではありません」


「え!じゃあこれはよくできた幸くんとかじゃなくて、本物の幸くんなの!?」


アルナを横目にオレの事をベタベタ触っていた知愛がビックリと言うリアクションをとる。


「ごめんね、幸くん。夢だから大丈夫だと思ってあちこち触っちゃって。でも"まだ"変な事してないから許して?

「ちょっと!夢だったら変な事する気だったのかよ!」


こいつはいっつもそうだ、昔は傍に付いてくるだけの内気な性格だったのに、最近は妙に引っ付いてくる。

お互いもう子供じゃないし、オレだって男なんだから控えて欲しい…


二人がいつまでもイチャイチャしてて話が進まないと思ったアルナはコホンッと咳払いをして話を進める。


「改めて、私はこことは別の世界のとある星を守護する女神です。今回こうして話の場を設けたのは、お二人に私の世界の助けになって欲しいからです。」

「助け?なんだかアニメやマンガみたいなお話だね」

「おぉ!異世界物!」

「彼の言う通りそう言う類のモノと思って頂ければ大丈夫です。」


マジか!異世界へ勇者として召喚されるとか胸熱!


「少し説明しますと、こちらの世界のとある人族の王国。ここが悪しき者の脅威に晒されそうなのです。お二人にはこの脅威に立ち向かい、敵を討って欲しいのです。」

「それって勿論、女神様から凄い力とか貰えるんだよな!」

「はい、こちらとしても勝って頂かなければ困りますから。ただ、器があまり適していない場合、それほど力を与えることは出来ません。とは言え、お二人は過去に召喚させて頂いた勇者と列ぶ程の器を持っています。ですからその点に関してはご安心を」

「待ってください!幸くん、少し話そ」


前澤まえざわ 知愛ちえ、彼女は幸くんこと、北村きたむら ゆきの腕を掴んで反対を向き二人で話始めた。


「幸くん、まさかあの人の話に乗る気じゃないよね?」

「え、普通乗るだろ。こんなチャンス一生ないぞ。」

「で、でも戦うんだよ?危ないし死んじゃうかもなんだよ?」

「何だよ、知愛だってアニメとかゲーム好きじゃんか。異世界召喚とかワクワクするじゃん」

「確かにそうかもだけど、私は幸くんと一緒に遊べたらそれで十分だもん。もし幸くんが向こうで死んじゃったらやだよ…」


彼女の方はどうやら彼の事を凄く心配しているようですね。

いつもなら断られた場合は素直に他を当たるのですが、今回に関しては一蓮托生が成せる絆を持った二人で無いと戦いで支障をきたすかも知れない。人間というのは脆くも強い生き物。

その真価を発揮するには寄り添える存在が必要不可欠。

それに、適した器を持つ物がこうして二人並んでいる。

他を探してもこんなに良い条件はそうそう見つからないでしょう。

であれば、二人を…主に彼女を説得するのみ。


「知愛さん、そんなに心配であれば貴方も彼と共に来て彼の背中を守って、支えてあげるのはどうですか?」

「で、でも…」


「先ほども言いましたが、貴方も彼と同様。私の力を授けるに値する器を持った存在なのです」

「もし、私たちが居なくなったら家族の皆が心配するし…」

「大丈夫です。話してませんでしたが、私たちの世界と比べ、あなた方の世界の時間の流れはかなり遅い部類にあります。長引いても数年、地球では数日です。」

「そんなに時間に差が…」

「異世界スゲー!」

「もし二人が希望されるのであれば、そのまま向こうで一生暮らす事も出来ますし。帰りたいのであれば勿論地球にお返ししますよ。勿論色々後処理もします。」

「至れり尽くせりだな!」


彼の方は完全に乗り気だが、やはり彼女はまだうんうんと悩んでいる。


「あの…、そもそもなんで私たち二人なのでしょうか?」


小さく挙手をし質問してくる


「一番の理由は、お二人がお互いに気があるからですね」

「「な///!?」」

「お互いを大事に思う物同士の連携というのはとても強いモノです。今回の件に置いて、勇者一人の手ではその身に余ると判断し、そこで見つけたのがお二人です。…って聞いていますか?」


二人共照れくさそうに相手から目を逸しながらもチラチラと見ている。

まだ高校生ですからね、ウブで可愛らしいです。

アズマの大好物ですね、コレは。


「あ!は、はい!聞いてます。えっと、私としては出来れば、幸くんに危ない事をして欲しくはないです。それでも、幸くんを連れて行ってしまうと言うなら、私も一緒に行って幸くんを守ってあげたい!」

「知愛…」

「大丈夫だからね。私が付いてるから」


知愛は幸の手を両手で包むように握り、お互いに見つめ合う。


本当なら、どちらかが拒否をするならそのペアは諦めて他を頑張って探すつもりだったアルナは、知愛が勝手に意思を決めて召喚に応じてくれた事に安堵した。


「では、お二人の決意も決まった様ですし、準備をして早速参りましょう」

「あの!向こうの言葉とかはどうしたら…」

「その辺は召喚時に脳に刻んでくれるんじゃね?」

「いえ、あちらの言語は日本と同じ物なので大丈夫です。それよりも、お二人はどのように戦いたいか決めていただかなければ行けません。出来れば短所をお互いに補える様なバランスのよいモノにしたいのですが…。」


その言葉に二人はアイコンタクトをし―――







レイリー王国王都

前国王がその生涯を費やし、他種族との友好関係を築き上げてから約半世紀。

今では国内で全域で他種族の人口も増え、他種族間で世帯持つ者も増え始めた。

その中でもこの王都は他の領地に比べ他種族の割合が頭一つ抜けて多い。


そんな活気溢れる都市に1つの神託が通達された。


『南の山脈を超えた先に広がる邪の住まう森に邪王が、南東に広がる聖なる森を超えた先にある魔国に魔王が現れようとしています。わたくしから、勇者を2名授けます。この2つの脅威を討ちなさい』


この神託は女神アルナと男神アズマを主神とする聖法神神教に所属している信者達が、一人前と認められた際に行われる洗礼を受けた者のみに届いた。


その直後、神殿内の女神アルナの像から魔力が溢れ、その眼前に立体魔法陣を象ると、そこに二人の勇者が次元転移魔法によって召喚された。


当然神殿内は騒ぎになり、このことはすぐに王都全域に広まった。







コンコン...


ドアのノック音が響くも部屋の主はその音で起きることなく書類に埋もれる机に突っ伏して眠っている。

部屋をノックした彼女は『またか…』と呆れ気味に溜め息をし、ガチャリと扉を開け入室する。

部屋自体は汚れている訳ではないが、未確認と思われる書類が積み上がってる。

彼が忙しい立場の人間なのは彼女、ルフラも理解している。


彼女はこのギルドの職員の中では非常に優秀で、そこで眠っているエルフの男、冒険者ギルド・ポゼス支部ギルドマスターのリュークス・フィクスの秘書兼補佐もしている。


彼女は上司の元へ真っ直ぐ近寄り、穏やかな寝顔を抓上げる。


「イッ!?痛い痛い!爪、爪食い込んでるから!」

「おそようございます。支部長」

「うー…もう少し丁重に起こして欲しいよルフラ君。女性が男性を起こす時は、『起きないとキスしちゃいますよ?』って感じの展開が鉄板じゃないか…」

「仕事中に眠っているアナタが悪いです」

「むー、だって書類多くて疲れたんだもん」

「はぁ、寝るならせめてベッドで横になってください。体悪くしますよ」

「ボクの事を心配してくれてるルフラ君やっさしー」

「あなたがしっかりしないと他職員の負担が増えるので、どちらかといえば、そちらの方が心配です」

「辛辣ー」


ルフラの冷たい態度にショックを受けたリアクションをしながらも、慣れた手つきで書類に素早く目を通し印を押していく。


「あーあ、最初の頃のルフラ君は素直で仕事の飲み込みも早い優秀で可愛げのある職員だったのになー」

「なんですか?今の私に何か不満でも?」

「べっつにー、ってこの書類は?」


不貞腐れ気味な返事をする上司にルフレが手元から書類を取り出し目の前に置いた。


「へぇー新規冒険者。珍しいね、この時期にこの街での新規登録なんて。普通なら出身村の詰所でする事が多いのに」

「それもそうですけど、この二人ちょっと妙なんですよ」

「ふむ?わざわざ新人の書類を見せるって事は理由があるんだね。どれどれ…、名前はユイイチにリアーナ。とりあえず聞いたことがないね。二人の関係性は?」

「わかりません。見た目的に血縁者には見えませんでした。ただ、少女の方が彼に大分懐いている様でした。」

「そう…、レベルは16と思いの外高いね、…何これ?」


再び書類に目を落とし不思議なレベルの文字列に疑問符を浮かべ、ルフラに問いかける。


「詳しくは何とも、もし枠内の部分にも数字が刻まれていれば多重人格者として素直に受け入れる事は出来たのですが。少女の場合はご覧のとおりで…」

「多重人格ね。確か、現役Sランク冒険者の『二面の流儀』も多重人格でレベル測定時に数字が2つ別れて現れてたって話があったね」

「はい、それと同じ事例と片付ける事も出来たのですが。それとはまた別の何かな気がして」

「んー、今後どうなるかだねぇ。とりあえず、マークしておいてよ」

「分かりました。それともう1つ、彼の方なのですが」


そう言ってユイイチの書類を上にする。


「うん?…Eランクスタート、レベル的には有り得なくは無いけど?」

「そうですね、普通ならそうです。」

「普通じゃなかったんだ?」


リュークスはルフレを見ながら首を傾げる。


「担当した試験官は元Cランク冒険者の彼なのですが」

「んー、あぁ脳筋なドドラ君ね」

「彼の力押しも平然と耐え、意識外からの魔法攻撃により試験官は気絶、余裕の勝利をしてました」

「レベル16だよね?」

「何レベルなのかの疑問は私も気になったのですが。実際にレベル測定をさせてみたら余りにも低くて…」

「ドドラ君はバカだけど戦闘面は優秀だったと記憶してるんだけどなぁ。仮にもレベル50到達者でBランク直前まで上り詰めた実力と力量は持ってるはずだし」

「しかもその魔法の扱いが、こんなところで野放しになって良い技量ではありませんでした。」

「というと?」

「最初にボール系魔法数発で牽制し、わざと接近してこさせる様に誘導。その後、初めに放ったボール系魔法はドドラ氏を通過後に空中で静止、接近戦に入った所を後ろから奇襲する形で追撃していました。ついでに言うと彼曰く思考詠唱だそうです。私が無詠唱だと推測し聞いたところそう答えました。」


ルフラの話を聞き終え、再び書類に視線を落とす。


「確かに、彼が嘘をついて無詠唱で魔法を使用していたとしたら。君の言うとおり、こんな場所で野放しになってるのが可笑しい人材だね。もし仮に、本当に思考詠唱だとしても、それでまともに魔法が発現できる時点で優秀な人材なのは間違いない」

「はい」

「幸い、二人は今後一緒に行動するだろうから、なるべく注視しておいてくれないかな?」

「分かりました」

「報告は以上かな?」

「はい、私はこれで、失礼します」


一礼をし退出する彼女を見送り、机に置かれた書類に再び視線を落とす。


レベル16、レベル2(-)


少女のレベルも気がかりだが、問題は青年の方だ。

もしも本当にルフラ君の憶測通り、無詠唱での魔法行使が可能なら、このレベルは全く宛にならない事を意味する。

事実、国が抱える魔道士は公でのレベル開示の際は偽装をしている。

勿論全てでは無い。しかし、国が強力な兵器を隠し持つという事に意味がある為、あまりにもレベルが高すぎる者は、レベル測定時に偽装ができるように練習させられる程だ。


だが、ボクもルフラもユイイチという名前に思い当たる人物はいない。


「…ふぅ、情報が少ないせいで答えが出せないな」


頭を後ろに倒し、背もたれの上に頭を置いて目と閉じる。

ルフラ君…、書類整理手伝って欲しかったなぁ…。

目の前の書類の山から来る圧力に目を背けながらそう思うギルド支部長であった。

普通なら唯一ユイイチよりも主人公な立ち位置なお二人

勇者召喚時の時間軸は主人公がこの世界に来て2日目午前と思ってください。

後半部分は唯一ユイイチとリアーナの就寝後

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