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ソ ジェピル 回顧録  作者: 冷たい星、찬별
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The escaping from the own world.

#。1884年12月、漢城(ハンソン)

500年間かん暗闇の中をさまよっていた朝鮮にとうとう開花の息吹が入り、これからこの国が追い風に乗って進むと考えた。 しかし、その歴史的な瞬間は、実にむなしく終わってしまった。キム オッギュン(金玉均)の指揮下の兵曹判書として朝鮮をこの手においた後開花させようとした野心は、たった3日ぶりで水の泡になってしまった。

そして昨日の革命の主役たちは今日逆賊となった。 清国の袁世凱が送り込った一千人の兵士に追われ、彼らは無気力な逃亡者になり、ネズミのようにのように日本公使館に隠れ混んだ。

自分たちがここに隠れたことを誰も知らなければならないのに。 私は公使館二階部屋の窓から目だけをそっと出して慎重に外を眺めた。

公使館の前には、長銃で武装した百人余りの日本軍人が並んでいた。 それでも安心はできなかった。 清国軍が押し寄せてくるなら、カラス群のように、やるせなく散らばる兵力だ。 遠くどこからともなく銃声と男たちの叫び声、悲鳴が聞こえた。

市内のあちこちに居住していた日本の商人や民間人が、ひどい目に遭った様子で、公使館に向かって駆けつけた。 荷物を持っていてよ

#。1884年12月、漢城(ハンソン)

500年間かん暗闇の中をさまよっていた朝鮮にとうとう開花の息吹が入り、これからこの国が追い風に乗って進むと考えた。 しかし、その歴史的な瞬間は、実にむなしく終わってしまった。キム オッギュン(金玉均)の指揮下の兵曹判書として朝鮮をこの手においた後開花させようとした野心は、たった3日ぶりで水の泡になってしまった。

そして昨日の革命の主役たちは今日逆賊となった。 清国の袁世凱が送り込った一千人の兵士に追われ、彼らは無気力な逃亡者になり、ネズミのようにのように日本公使館に隠れ混んだ。

自分たちがここに隠れたことを誰も知らなければならないのに。 私は公使館二階部屋の窓から目だけをそっと出して慎重に外を眺めた。

公使館の前には、長銃で武装した百人余りの日本軍人が並んでいた。 それでも安心はできなかった。 清国軍が押し寄せてくるなら、カラス群のように、やるせなく散らばる兵力だ。 遠くどこからともなく銃声と男たちの叫び声、悲鳴が聞こえた。

市内のあちこちに居住していた日本の商人や民間人が、ひどい目に遭った様子で、公使館に向かって駆けつけた。 荷物を持っていてよかったし、裸足に血だらけで追い出される人もいた。 棒を持った朝鮮人が追いかけてくる途中、日本の軍人を見てびくっとした。

次第に公使館の周りを取り囲む朝鮮人の数がどんどん増えてきた。日本の新式の軍人たちは長銃を持って殺伐な目で周辺を睨んだが、それは脅威というより恐れている姿に見えた。群衆たちの数が圧倒的に多かったせいだ。

「ウェノム(日本人を呼ぶ悪い言葉、日本のやつ)らは帰れ!」

朝鮮人たちは、棍棒を持ってまるで攻め込むように脅したりをしたり、間欠的に石を投げたりした。荒々しく凶暴な犬がそばでほえているような気がした。今はただ吠え続けているだけだが、いつ突然に歯をむき出して噛み付くのかわからなかった。わずか一、二年前にも旧式軍人たちが、漢城(ハンソン)を騒然とさせてしたから。

冬の日は短かった。暗くなれば群衆が戻るのではないかと期待してた。しかし、夜が更けても群衆たちは戻らなかった。むしろ、どこか分からず、ますます、もっと人々が増えてきた。彼らはあちこちで焚き火をした。火がついた薪を手に持った人たちもいた。

もう十二時間以上寒風に吹かれながら、公使館を守っていた日本軍人達の顔に寒さと疲労がたまった。何倍も多い暴徒の前なので、交代で休むこともできなかった。対立が十二時間以上過ぎたが、群衆は戻って帰る兆しがなかった。この対峙がいつまで続くかもわからなかった。

日本公使館の責任者である竹添はついに後退することに決めた。金玉均(ギムオッギュン)は竹添としばらく話した後、「我らは全員日本へ行く」と話した。

自分たちの中で誰も反対しなかった。竹添は数着の和服を配り、自分たちは無言にツルマギ(朝鮮の冬の服)を脱いて日本人が配った服に着替えた。体に当たろうが合わないが体を挟み込んだ。みっともなく滑稽だったが誰も笑わなかった。

金玉均(ギムオッギュン)が言った。

「我は再起する、その時、諸君たちはもう一度我に協力しなければならない。 我らは逃げるのではなく、後を図るのだ。一瞬の怒りで蛮勇をふるってはいけない。 分かるか?

俺を見ながら言う言葉だった。俺は守旧党に捕らわれ、ひどい目に遭いたくなかったし、死にたくもなかったが、あの無知な民たちに尻尾を降ろして逃げたくもなかった。 しかし金玉均(ギムオッギュン)は、俺の目をまともに見つめ、再び答えを求めた。 結局、頭を上下にふるしかなかった。

夜の九時や十時ぐらいになった頃、公使館に隠れていた日本人たちが脱出を開始した。 約二百人の日本軍が二列に並び、その間に民間人が立った。自分たちは公使館の職員たちの間に混ぜていた。

日本軍は秩序整然とし、剣幕な姿で前に前進した。朝鮮人がその勢いに押され、後ろに下がりながら道を譲った。日本軍がトクトクと歩き、その後ろを自分たちがついていった。群衆の包囲をほぼ突破した頃、朝鮮人の誰かが叫んだ。

"あそこだ!あそこに逆賊ギムオッギュンが日本人に変装して逃げている!!"

「金玉均がいる」という言葉に人々がざわめいた。群衆は「ウェノム」より「金玉均」をより憎悪しているようだった。群衆の中の誰かが石を投げつけた。一人が石を投げると、すぐ他の人たちも争うように石を投げついた。日本軍が銃を向けるふりをすると、朝鮮人は後ろに下がるように見えたが、銃口の方向が変われば、再び石を投げた。ほとんどの石畳は日本軍が開けた距離を越えられなかったが、そのうちのいくつかは我々にまで飛んできた。

石ころ一つが俺の額を合わせた。目にぱっと火の粉が飛んでいるようだった。俺はかっと腹を立てながら太刀を抜いた。この刃物でこの三日間十人を超える人を殺した。官軍も殺し、守旧派の高官も殺し、王の側近である内侍も殺した。ギムオッギュンがあごでさすと、俺は刀を振り回した。その殺気はまだ刃にじっと埋まっているだろう。三丈以上離れている民たちがその殺気に驚いて動きを止めるほどだった。

俺は本気であの無知蒙昧な民に刀を振り回したかった。俺が逆賊だって? 余興閔氏の世道家たちが蜜つのぼをなめるように朝鮮の最後の生気を舐めたので、彼らの首を打ってこの国を改名世界にしようと思ったが、そんな俺が逆賊だと? どうしてこの国の民は圧制者を支持し、革命家には「逆敵」と石を投げるのか。

ギムオッギュンが俺の肩を軽く叩いた。俺は歯を食いしばって悪鬼のようにしかめった面をした。金玉均(ギムオッギュン)が引き止めなかったら、俺は恐らく刃物を持って彼らに駆けつけたはずだ。そして十人ほどの民を切ってから、その場で捕まっては死んだのだろう。

日本軍は石腕をくぐって速く前進した。進行中の群衆はすばやく飛び散った。倒れて踏み倒されて泣き叫ぶ声が聞こえた。避けられず、日本軍の軍靴に踏みにじられる人もいた。

群衆はたいまつを持っちながら一定の距離を置いて後を追ってきた。たまに石腕が飛んできた。その石に当たって傷を負う人もいた。しかし、日本軍は銃を撃たなかった。もし群衆を刺激し、より多くの群衆の襲撃を受けたなら、特にどこかで爪を研いでいる清国の軍師を呼ぶ結果を生むとしたら。

南大門(ナムデムン)を通る頃、清国の兵士たちが後を追って来ることに気付いた。日本軍は今までは足早く動いていたが、清の兵が現れてからは走り出した。石腕をなげる群衆さえ相手にできないのに、さらにまともに武装した一千人の清軍まを会ってしまったら、文字通り全滅するだろう。幸い、清の軍隊の追跡は必死ではなかった。彼らは戦うのが目的ではなく,怖がって追い出すのが目的のようだった。

清の軍隊から全速力で逃げ出し、ついに漢江(ハンガン)の川辺に着いた時、待ち伏せしていた朝鮮軍の奇襲を受けた。 交戦が起こった。武装が緩い朝鮮軍人は、お粗末な火縄銃を何発か撃ったあと、後退したが、それでも日本人の数人が死亡し、また数人が負傷した。ギムオッギュンも銃弾に片方の腕を怪我をした。大した負傷ではなかったが、片方の服が敗れ、血が出るほどの怪我だった。

必死の逃走と戦闘を終え、凍りついた漢江(ハンガン)を辛うじて渡った。清国の軍隊と朝鮮人の群衆は川を渡ってまでは後を追わなかった。

誰もかも無言で、月は無情に明るい夜であった。緊張が少し緩むと、肉体の苦しい感覚が戻った。合わない靴のせいで足の指が腫れ、一日を、飢えたために空腹感が訪れた。凍りついた漢江(ハンガン)の上で、風が吹いてくる度に頬と耳が冷たくて、まるで落ちていくように冷たかった。急いで逃げる時流した汗が冷えて背筋が、感覚が不気味だった。

女性と老人と子供が混じった道ずれだったが、日本人は驚くほど忍耐心が強かった。寒さと肉体的な疲労で苦しい状況だったが、子供たちの泣く声さえなかった。でも二十里ほど歩くと、一人か二人ずつ落伍者が出た。子供が倒れると母親がおんぶをして運んで、女性が倒れると男性が支えた。自分たちの連れの中には体の弱い徐光範(ソグァンボム)の足元がどんどん遅くなっていた。俺は彼をおんぶするように支えた。

翌日の未明まで、自分たちは百里の道をもっと歩いた。朝日が昇る頃、ようやく済物浦(ジェムルポ)に到着した。

金玉均(ギムオッギュン)朴泳孝(バッヨンホ)徐光範(ソクァンボム)李圭完(イギュワン)劉赫老(ユヒョッロ)申応煕(シンウンヒ)鄭蘭教(ジョンランギョ)卞秀(ビョンス) それと自分(徐載弼、ソ ジェピル)自分たち連れは全員9人だった。他の同志たちには何が起こったのか、自分たちとしてはそこまで気を使う余裕がなかった。

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