第20話 初めての殺生
忙しくて書く暇が、、、
そして、戦闘シーンやっぱり難しい……。
以前、薬草を取りに来た森の近くに着いた。足元にはテイムしたスライムのフィリスがいる。ちなみにステータスは、
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【名前】フィリス(スライム)
【ランク】1
【レベル】1
【種族】魔物
【職業】使い魔
【数値】
《体力》30/30
《魔力》5/5
《筋力》10
《素早さ》25
《防御》10
【称号】
【スキル】溶解Lv1,吸収Lv1,合体Lv1,物理耐性Lv1
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俺がテイムしたスライムは1匹だけなので、テアラのスライム程強くはない。けど、いずれ強くなるだろう。
ゴブリン討伐をする前にしなければいけないことがある。それは、フィリスに食べさせた分の薬草の補充だ。
慣れたのか、薬草を採取するスピードは前回より早い。
「この調子ならすぐに終わりそうだな!」
9本までは順調だった。
しかし、10本目が全く見つからない。
「もう少し、森に近づいてみるか……」
「ギヒ?」
そこで急にとある生き物と遭遇した。緑色の肌、粗末な服、そして、手に持つ棍棒。
そう、ゴブリンだ。その数5体。クエストの必要討伐数と同じだ。
「こないだは見つからなかったのに今更どういうつもりだよ! まぁ、助かるからいいけど!」
「ギギィ!」
ゴブリンが何を言いたいのか分からないが、戦闘開始だ。
まずは、力の失われた名刀を使ってみる。
「シッ!!」
ポカ!
威力は皆無だった。叩かれたゴブリンも首をかしげている。
「そんな予感はしてたけど、これ全く使えねぇな! どうやってレベル上げれば……」
仕方なく、力の失われた名刀をしまい、普通の刀を使うことにした。生まれてこの方、刀なんて持ったことがない。しかし、剣術のスキルのおかげで多少は使えるようになっているようだ。
囲まれないように気を付けつつ、正面のゴブリンを切りつける。狙いは武器を持っている方の手だ。
「人形の魔物だし、もっと傷つけるのに躊躇すると思ったんだが、そうでもないな」
手首を切られて武器を落とすゴブリンを見ながらそんなことを呟く。
「ギッ!!」
「フッ!!」
知能が低いのか、逃走することなく向かってくるので次は、首を切り一匹目を仕留めた。
「それにしても、切れ味がいいな。あそこの店、店長は怖いけど武器の質はいいな」
そんな独り言をつぶやいているけれど、残りのゴブリンには警戒しておく。
次は4体同時にかかってくるようだ。フィリスはゴブリンの足下に移動し、邪魔をしている。
4体同時となると、攻撃を捌くのも厳しく、少しだけ攻撃をくらってしまったが、すべてのゴブリンを殺すことができた。
心臓の位置は人間と変わらないようで、積極的に狙った。
倒したゴブリンはすぐに消えていき、その場にはゴブリンの体の1部と思われるものがドロップしている。
『レベルが上がりました!』
『【剣術】のレベルが上がりました!』
「ふぅ、レベルも上がったしこれで終わりか……? で、この落ちてるのを集めてギルドに渡せばクエスト完了か」
ゴブリンのドロップアイテムを《鑑定》してみる。
・ゴブリンの爪×3
名前の通り、ゴブリンの爪。薬の材料になる。
・ゴブリンの耳×2
名前の通り、ゴブリンの耳。
この5つだった。爪はなにかに使えそうだけど、耳は無理そうだな。
「1匹につきアイテムが1つか……。まぁ、弱い魔物だし、仕方ないよな!」
ゴブリンの討伐を終えたし、薬草採取に戻ろうとすると、足下に一本だけ生えていた。
「ラッキー! 目的も達成したし、そろそろ街に戻るか!」
こうして、薬草10本の採取とゴブリンを5体討伐し、最高の気分で街に戻ることにした。
しばらく不定期更新にします!
暇になるまでしばらくお待ちください!




