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閑話6 魔法の練習 その1

少し短いです。

 練習を始めたのはいいけど、魔法の使い方が全くわからない。地球ではそういうものはなかったから仕方ないだろう。

 ベンさんが言うには、魔法は体内にある魔力を様々な属性に変換させて色々なことをするらしい。


「まずは体内の魔力を感じないとダメだよね……。目を閉じて集中したらわかるかな?」


 早速してみる。目を閉じると感じるのは心臓の鼓動や血液の流れ。魔力はどれだろう?

 そこでひとつの疑問が生じた。


「あれ? 血液が流れるのって普通は脈を取らない限り分からないはず……。ってことはこれが魔力?」


 間違いない。魔力は血液と同じように流れている。いや、心臓から流れている気がするから、血液に宿っているのかも知れない。


「これを、属性に変換? 私が使える属性は、火、水、風、光、治癒、空間の6つだけど、一番わかりやすいのは最初の4つかな」


 しかし、変換の方法がわからない。


「変換する様子をイメージすればいいのかな? 先に火を試すのは危ない、安全で簡単そうなのは水」


 再び目を閉じる。閉じなくてもいいかもしれないけど、こうした方がイメージしやすい気がする。

 血液に流れているであろう魔力を取り出し手のひらの上に集める。そして、水に変換するようにイメージする。

 目を開けると集めた魔力より少し小さめの水の玉が手のひらの上に浮いていた。


「すごい! これが魔法!?」


 驚いて集中が切れたようで、浮いていた水の玉が落ちた。当然、手は濡れている。

 それから何度か練習をすると、色々なことが分かった。


・イメージする形によって難易度が上がる。

・浮いている状態の物なら飛ばすこともできる。

・球体の大きさは直径2mが限界。

・ウォータージェット加工をイメージすると物の切断が出来たことから、イメージが様々な影響を与える。

・温度を変えることは出来ない。元の温度は30度くらい。


 この5つがわかった。他にもあると思うけど、とりあえず今はこれでいい。

 火、水、風、光は簡単に出来たけれど、治癒と空間は全くイメージ出来ない。練習を重ねないと出来ないみたい。


「これが魔法。まだ色々できるはず! 今度紅葉に会ったら自慢するために頑張らなきゃ!」


 さらに集中し、練習を再開した。

1日1回更新を目指して頑張りたいです。

2日に1回でも許してください。

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