閑話5 この城は広い
昨日は無理でした!なんとか、週5で投稿したいな。
ステータスの鑑定が終わると、かなり時間が経っていた。
「お嬢さま。夕飯の支度が出来ました。食堂に案内するので出てきてください」
と、ベンさんに呼ばれてもう夜になっていることに気づいた。
待たせては悪いと思い、すぐに部屋から出た。食堂はそんなに遠くない。食堂に着くと他の3人は私を待っていた。
「遅れてごめんなさい。考え事をしてたら時間が経ってた」
「いいよいいよ! 僕達もさっき来たところだから大丈夫だよ」
私が謝罪すると、真条君が許してくれた。
そして食事が始まり、王様が話の続きをしてくれた。
「お主達には強くなってもらわないと困るから、明日からそれぞれに師をつける。その者の所でしっかりと技術を磨くといい」
「「「はい!」」」
ほかの3人はしっかりと返事をしていた。私は少し疑問があったので恐る恐る質問してみる。
「あの……。その師はどれくらいの強さですか?」
「うむ……。どれくらいと言われると難しいが、この国の兵士50人と互角以上に戦えると言えばわかりやすいかの」
「すっげぇ! 兵士の基準がわからんけど1対50で互角以上って相当強くね!? そんな人が師匠になってくれるなんて、俺達すぐに強くなるんじゃね?」
確かにそれはすごい。だが、長谷部君が思ってるほどすぐには強くなれないと思う。
「分かりました。よろしくお願いします」
「うむ、今日はしっかり休んで明日に備えるといい!」
ご飯を食べ終わり、解散する事にした。ほかの3人は少し話してたが、したいことがあると言って早めに部屋に帰った。
「ベンさん、魔法の練習ができる場所ある?」
「それなら、地下に練習場があります。明日からの修行でも、そこを使いますよ」
まだ、使えるか分からないけど挑戦してみたい。
「ちょっと、やりたいことがあるから案内して欲しい」
「かしこまりました」
練習場に向かう途中、魔法の事をいろいろ聞いてみた。ベンさんは少しだが使えるらしい。
魔法というのは体内にある魔力を使うらしい。その魔力を様々な属性に変換させ、様々な現象を起こすという物らしい。
そんな話をしていると、練習場に着いた。すごく広い。東京ドーム1つ分の闘技場が2つとそれより少し小さい練習場が2つある。
「すごい広い……! ここ自由に使っていいの?」
「いいですよ。ただし怪我はしないように気をつけてください」
「怪我はしない。……多分」
「本当に気をつけてください。私が怒られてしまいますので」
怪我をするような事をする予定はない。けど、もしかしたら爆発などは起きるかもしれない。ベンさんが怒られないようにしないと。
ベンさんは練習場の外で待っているようだ。
「よし! 魔法使ってみよう!」
気合を入れ、練習を開始した。
次回は明日か明後日です。閑話です。




