第2話 え? 俺、勇者じゃないの?
2話目です!
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目を開けた時そこには広い空間と鎧やローブを着た人たち。そして、豪華な装飾のされている椅子には冠を被った人物。多分、王様が座っていた。
「よく来た! 4人の勇者よ! いや、5人じゃと!? おい! バックル椅子をもう1つ持ってこい!」
俺以外の光の中にいた4人は椅子に座っているのにも関わらず俺だけが、立った状態だった。急いでバックルとかいう家臣が椅子を持ってきて俺を座らせた。
「、、、ふっ」
「おい、愛菜。笑ってんじゃねぇよ、、、。これどうなってんだ?」
「、、、多分説明がある」
「すいません。これはどういう事ですか?」
王様が説明する前に真条が説明を求めた。
「うむ、焦るでない。ここはリーヴァ王国。君たちから見れば異世界の国ということだ」
異世界か、なら俺達は勇者的な存在で魔族と戦わされるとかが普通か、、、。
「最近、魔族という人類の敵からの進行に手を焼いておっての。しかも、魔王が復活する予兆までしておる。
そこで、君たち勇者を召喚させてもらったのだ。身勝手な話ですまんが協力してもらえんだろうか?
もちろん!魔王を、倒してくれたらそなた達に、褒美を与え元の世界にきちんと送り届けよう。
今すぐ帰りたいと言うならばらその通りにしてもよい」
この人が言っていることは嘘じゃないのだろう。魔王を倒したら帰れるという嘘をついてくるのが普通だが、違うようだ。
「分かりました。私たちに出来ることを教えてくださいませんか?」
そんな、王様の言葉に心を打たれたのか、永瀬が、協力すると伝えた。
「永瀬さんはああいってるけど、みんなもいいよね?」
「おうよ! 頑張ったら帰れそうだしな!」
「、、、。(コク)」
「まぁ、力があればな」
「おぉ! そうか!よかったよかった! そなた等の力は『ステータスオープン』と唱えれば出てくるだろう。」
「「「「「ステータスオープン」」」」」
目の前に半透明の四角い画面が現れた。
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【名前】兎月 紅葉
【ランク】1
【レベル】1
【種族】人間
【職業】勇者(仮)
【数値】
《体力》200/200
《魔力》100/100
《筋力》100
《素早さ》200
《防御》100
【称号】巻き込まれた者、普通、魔法の才能
【スキル】
《下位》剣術Lv1
《ユニーク》鑑定Lv10,???
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「すいません、俺多分勇者じゃないです。称号に巻き込まれた者って書いてあります」
「何じゃと!? それはすまんかった! 今すぐ元の世界に戻そう!」
「いや、それは少し待ってください。珍しい体験ですし、この世界を旅してみたいです。そのために少しだけ力をかしてくださるならそれで充分です」
「そうか。そなたは、元の世界に戻るよりここにいたいという事じゃな。ならば、少しだけでも力を貸そう!」
「ありがとうございます! みんな頑張ってくれよ?お前らが魔王倒したら俺も帰るから」
「なにいってるんだ! 紅葉くん! 危ないだろ! 何かあったらどうするんだ!」
「そうだぞ! 紅葉、俺達と一緒にいればいいじゃないか! そっちの方が絶対いい!」
「そうよ! 委員長として、それを認めることは出来ないわ!」
「紅葉、いってらっしゃい。
、、、たまに会いに行くから」
「まぁ、みんな落ち着けって、絶対死なないから。ったく、愛菜はもうちょっと心配してくれよな」
「そうか、ならばバックルよ。この者に旅に必要なものを渡してやれ」
バックルという、家臣に渡されたのは、
マジックバック×1,食料×30日分,金貨×5枚,銀貨×50,魔法の水袋×30Lだった。
「ありがとうございます。これで安心して旅に出られます」
「なぁ紅葉、ほんとにひとりで行くのか?」
「あぁ。まぁ、またどこかで会えるさ。だから今は応援しててくれ」
「わかったよ。紅葉気をつけろよ。じゃあな!」
最後まで引き止めようとしてくれたのは長谷部だった。こいつはほんとにいいヤツだよな。愛菜は何か手段があるのか、たまに会いに来てくれるらしい。
「じゃ、いってくるわ。また会える日を楽しみにしてるよ」
そう別れを告げ、俺は異世界を旅する事にした。