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第15話 ギルドって怖いよね

 街に入ろうとすると、門番に止められた。当たり前だ。街に帰ってくる子供が魔物を連れてるんだから驚くだろう。


「お嬢ちゃん、そのスライムはどうしたんだい?」


「森でテイムした! これ使い魔にするためにギルドいく!」


「俺が連れていくんで、大丈夫ですよ。お務めご苦労様です」


「それでは、任せたぞ。冒険者ギルドは危ないからなぁ」


 門番のおっちゃんはいい人らしく、心配してくれていたようだ。確かに、俺も1回絡まれたし……。


「じゃ、テアラ行こうか!」


「道案内してよ! ギルドなんて行ったことないし!」


 そして数分後、俺とテアラはギルドの前にいた。中からは怒鳴り声が聞こえる。


「うわぁ、結構めんどくさそうだな。テアラどうする? 行くか?」


「行かないし! 紅葉止めてきてよ!」


 ほんとに、人使いあらいな……。でも、ちゃんと守らないといけないからな。


「でも、はぐれたらいけないから後ろから付いて来いよ。」


「はーい……」


 テアラは渋々といった顔で付いてきた。そして、ギルドの中に入ってみる。


「ちょっと喧嘩やめてくれ。子供が見てるぞ。……ってお前は」


「なんだテメェは? ……って、こないだ俺達の金取ったやつじゃねぇか! 金返せゴラ!」


 俺が取った金の事で、職員に文句を言っていたらしい。テアラが『紅葉のせいじゃん! 何とかしてよ!』という目で俺を睨んでいる。


「知るか。お前らが絡んできたんだ。自業自得だろ。それよりちょっと用事があるからどけろ」


「クソがァ! 覚悟しろよ!」


 そして、10分後。また、股間を抑えてうずくまる男達の姿があった。男達に向けられている周りの人の目は冷たい。


「じゃ、テアラ受付のとこで使い魔申請してくるんだ」


「紅葉やりすぎじゃない? この人たち大丈夫なの?」


「大丈夫だから、早く申請して来てね」


 なんとかテアラを受付に送り出し、男達の始末をする事にした。


「お前ら、どうする? こないだみたいに金がいいか? それともこんなことが出来ないように武器や防具全部没収にしようか?」


「「「ひぃ! すいません! もう勘弁してください! もう絶対しませんから!」」」


「冗談だよ冗談。でも、次があったら覚悟しとけよ?」


 少し睨むと男達は悲鳴を上げギルドから逃げていった。子供の前だし少しやりすぎたかな……?

 そして、テアラが受付から帰ってきた。


「紅葉出来たよ! ついでに、冒険者登録もしてきた!」


「よかったな。これからどうするんだ? 俺は少し用事があるけど家まで帰れるか?」


「大丈夫!さっき入った門の近くだから!」


「じゃあな! また会おう!」


 テアラは、家に帰っていった。

 で、用事というのはテイムのスキルに付いてだ。あれ、すごく魅力的だと思う。俺もスライム欲しいなぁ。

 ミレアに聞けばなにか分かるかな。


「なぁ、ミレア! テイムのスキルは俺には取れないのか?」


「テイムのスキルというのは元々の才能が多いですが、途中からとった例もあります。私の友人にいい例があるのでその方に話を聞いてみればいいと思います」


 そして、ミレアから差し出されたのはこの街の地図で、1箇所だけ印がしてある。ここに行けということだろうか?


「ここに行けばその人に会えるってことか?」


「はい。少し治安が悪いとこなので気をつけて下さい。あと、その知人は性格が悪いですから頑張ってくださいね。」


「おう! ありがと!」


 人に会いに行くのに頑張ってと言われたがどんな人物なんだ?

 凄い不安になりながらも地図に書かれた場所に行ってみることにした。


明日も投稿するかも!

明日しなくても明後日はします。

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