第14話 スライムがほしーーい!!
ステータスを少し編集
リースと名付けられたスライムを鑑定してみる。少し睨まれてると思うのは気のせいだろうか?
いや、絶対睨んでる。気づいているのか?
まぁ、それは置いといて鑑定結果だ。
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【名前】リース(凝縮スライム10ver)
【ランク】2(1)
【レベル】1
【種族】魔物
【職業】使い魔
【数値】
《体力》300/300(30/30)
《魔力》50/50(5/5)
《筋力》100(10)
《素早さ》25(25)
《防御》100(10)
【称号】
【スキル】溶解Lv1,吸収Lv5,分裂Lv1,合体Lv1,物理耐性Lv5
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*数値の()の中身は分裂時のステータス。
スライムが10匹に集まると凝縮スライムになるのか。ほとんどの数値は集まった分、足されるわけか。体力・筋力・防御に関しては、俺と同じかそれ以上、称号はないけど、スキルは見たことないものばかりだ。
溶解
【説明】
物を溶かすことが出来る。
Lv1だと、接している物のみ溶かせる。Lvが上がると溶解液をとばしたり、より早く溶かせるようになる。
吸収
【説明】
溶解のスキルによって、溶けた物を経験値や、素材として取り込むことが出来る。
Lvが上がると取り込める経験値や素材の量が増える。
分裂
【説明】
2匹以上合体したスライムが持つスキル。10匹以上だと凝縮スライムとなる。
合体した分だけ、分かれることができる。
Lvは1で最大。
合体
【説明】
テイムされたスライムのみ持つスキル。
多数のスライムが1匹にまとまることが出来る。
Lvは1で最大。
物理耐性
【説明】
物理攻撃に、耐性を持つ。
Lv5なら半減、Lv10なら無効、このようにLv×10%だけダメージをカットできる。
俺の天敵だな。俺は魔法が使えないから、物理耐性持たれると、ダメージが全然与えられない。数値もほぼ互角だし。
「こいつ強いな。タイマンで戦ったら負けるかも」
「いいでしょ! リース、紅葉も飼いたいの? 絶対あげないけどね!」
俺が物欲しそうに見ているのに気づいたのだろう。意地の悪い宣言をし、テアラはリースを抱え、俺から遠ざけた。
テイムのスキルさえあれば、スライム飼うことができるのに……。残念だ。
「ちっ、俺もテイマーになりたいなー。そしたらスライム飼うのに」
「なれないんですか? 私は簡単に出来たのに……?」
くっ……! 才能があるって羨ましい!
「テイムのスキルがないんだよ。スキルがないと無理なんだ」
「へぇ……。そうなんですか。」
テアラはスキルを持ってるのに何も知らないんだな。普通はそんなものなのか?
「テアラは自分のステータス把握してないのか?」
「今まで知る必要なんて、なかったから。お金はかかるけどやろうと思えばいつでもできるよ?」
ステータス見るだけで金とるのか!? それなら別にしなくてもいいって思うよな……。
「俺は、鑑定できるからステータス教えてあげようか? さっき名前わかったの、そのおかげだし」
「いいの!? 早く早く!」
キラキラした目で服をつかみ、急かしてきたので教えてあげた。
「ふむふむ……。何となくわかった!」
「俺が鑑定したことは秘密にしとけよ。色々あるから。」
善意でしたけれど、やってることは商売の邪魔だ。ほかの奴から何か言われるのだけは避けたい。
「うん! 大丈夫!」
「じゃ、早く街に帰ろうか」
そう約束をさせ、もう見え始めた街に向かい2人と1匹で帰っていった。
次回投稿は明後日にします。




