第13話 少女との出会い その3
文章中の(、、、)を(……)にかえてみました。ほかの話も後々直していきます。
街へ戻ろうとすると、テアラの足下で10匹のスライムがじゃれていた。
「ちょっと! 邪魔なんだけど! そこの人助けて!!」
「そこの人って言うな。俺は兎月紅葉な。好きなように呼んでくれ」
そこの人って言われて、名前を教えてないことに気づいた。テアラは、なんて呼ぶだろうか?
「じゃあ、紅葉! どうすれば!?」
「いきなり呼び捨てかよ。まぁいいけど。意思疎通出来るんだし1匹にまとまるように言ってみたら?」
呼び捨てか……。そういえば、愛菜は元気にしてるかな?あいつのことだしいつか会えるだろ。
「そうね! じゃなくて、別に最初からやろうとしてましたし!? ……って、紅葉何ぼーっとしてるの!! 見てて!」
「すまん、ちょっと考え事してた。で、できそうか?」
「今やるから! スライムたち、一匹になってくれない?」
俺に対する態度がスライムより厳しい気がするんだけど……まぁいい。
流石に1回では成功しなかったが、何度も頼むとスライムも分かってくれたようで1つになった。どういう仕組みかわからないが大きさは変わっていない。
「おぉそれ凄いな! 名前とかつけたのか?」
「つけてないですけど……。なら、リーヴァの近くにいたスライムだから……。リースにします!」
と、テアラが命名した途端、リースが少し光った。こういうものなのか。鑑定使えるかな?
次回投稿は明後日にします。




