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とある夫婦のお話

4月4日、獅子の日ということで。

獅子ほとんど関係ないですが!

「ねみぃ……」

「徹夜明けだもんね。お疲れ様」

「お前の方こそ寝てないだろ。ひとまず、この後寝るかー」

「その前に、お風呂入る?」

「そうっすかー……ん?」

「どしたん?」

「あー……晴樹君との約束あったわ。レオンさんの話をするって」

「あ、そうだった……」

「二人の部屋、用意してるよな?」

「それは二日前にしたから……こうなるって予想付いてたから、シャンプーとボディソープも買い替えといたし」

「サンキュー……んじゃ、行く前に風呂だな。先に入ってていいぞ。俺は後で軽くシャワー浴びるだけでいいから」

「一緒に入ればいいじゃん」

「二人で入ったら狭いだろ……」

「えー、いいじゃん。それにさ、どっちかがうたた寝しそうになっても起こせるよ」

「いや、お前なら大丈夫だろ……」




「はーさっぱり! でも眠い」

「私も。コーヒー淹れよっか」

「そだな」

「ところでさー、デレリュさんから聞いたんだけど」

「んー?」

「レオンさんと奥さんって、一緒に異世界を旅してたんだよね? どんな感じだったの?」

「んー? 普段は普通だったぞ? それに、旅してたころはまだ結婚前だったし、適度にイチャつくくらいだったぞ。それも、見ててメッチャクチャ微笑ましい奴」

「へぇ」

「ただ、奥さんの方が積極的でな……たまにレオンがやつれた感じになってるのを見て、色々察した日もあったな……」

「デレリュさんはどうしてたの?」

「完全にレオンさんたちへの方は切ってたらしい。アルマは全部記録してた」

「へぇ」

「……ライオンのオスは、メスに求められてやつれていく……逃げられはしない……まさか、レオンさんもそんな宿命を背負ってたなんてな……」

「奥さん、ライオンの獣人じゃないよね?」

「うん」

「……大変だね」

「そうだな」




「さて、行くか」

「そうだね」

「でも、何で今日はレオンさんの話なんだろうな。前はデレリュだったから、次は騎士団関係だって思ってたんだが」

「……。……さあ、何でだろうね」




 この後、俺は今日が何の日なのかを、晴樹さんから聞かされて、思い出した。

 今日は、四月四日……獅子の日だ。

お読みいただきありがとうございます。

昔投稿した「とある王子様のお話」の少し前の時間のお話になります。


少しでも楽しんでいただければ幸いです。


追記:短編で投稿するところを間違えて連載で予約投稿して変更できなかったため、完結済みにして投稿……!

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