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第一話  「いつもの学校」

僕はどこにでもいるような普通の高校生。

だが少し違う。僕はいじめを受けているのだ。

高校入学の時に僕は誰にも話しかけられず一人ぼっちになってしまったのだ。

だからもちろん友達はいない。

そして毎日自分の下駄箱を見るとゴミ箱のようにゴミが入れられていた。

だが、そんな僕をかばってくれる一人の女性がいた。

その女性は毎回僕が下駄箱のごみを処理しているときに手伝ってくれるのだ。

僕は余計なお世話としか思っていない。



だが次の日いつものように教室に入り自分の机に向かうといつもの女性がいた。

僕は話しかけた

「あの…僕の席で何をしているのですか?」

女性は言った

「いや~…特になにもないよ!」

でも明らかに女性は左手に雑巾を持ち隠しているのが見えた。

席に着き自分の机を見ると明らかに何か消した跡が残っている。

それにまだ完全に消えていない。そこに書いてあったのは

「いい気に乗るな」

「学校にくんな」

など馬鹿馬鹿しいことしか書いてなかった。

そう女性はこの馬鹿馬鹿しい悪口を消してくれていたのだ。



またその次の日も消してくれていた。

僕は彼女に一言言った

「自分で消すからもういいよ」

彼女は答えた

「なんでこんなバカなことするんだろう許せない」

僕が思ってたよりも彼女はいい人なのかもしれない。


そして日にちが経つにつれていじめもどんどんひどくなってきた。


ある日同じクラスの5人組男子の一人が話しかけてきた。

「お前さなんでこんなことされても学校きてんの?(笑)」

そのほかのやつらも同様に笑っていた。

そしたらまたあの女性がきた。

「あんたらこそこんな恥ずかしいことしてよく学校に来れること(笑)」

男子は

「は?何お前。お前もいじめられたいの?」

僕は言った

「もういいから」

もうめんどくさい。早く高校卒業が来ないかな…

と思っているとまた女性が言った

「あんた達次こういうことしたら絶対許さないから!!!」

男性たちは耳にも入れずどこかへ行った。

女性は僕に言う

「あんなの気にしなくていいんだからね!私は君の味方だから!」

何が見方だ…一度もまともに話したこともないくせに味方気取りかよ。

僕は言った

「ありがとうございます。お名前をお聞きしてもいいですか?」

女性は答えた

「私は里奈よ!」

そしてチャイムがなり里奈さんは奥で待っていた友達と次の授業へと向かった。


それから里奈さんは休み時間あの5人組が何もしてこないように僕に話しかけるようになったのだ。

どんどん話していくうちに里奈さんはどういう人なのか分かった。

里奈さんは友達がたくさんいて結構目立っている人だ。

僕と違って友達がたくさんいるのになぜ一人も友達がいない僕に話しかけてくるのか疑問に思う。

僕は尋ねた。

「なんでそんなに僕をかばってくれるんですか?」

里奈さんは言った

「私も中学校のときこういうことよくあったから高校生になっていろんな友達を作ろうと思ってさ!!」

里奈さんは僕のことを友達だと思ってくれているらしい。


ある日いつものように休み時間里奈さんとしゃべっていると廊下のほうから声が聞こえた。

「最近里奈さんあのいじめられてる子と仲良く休み時間話してるらしいよ(笑)」

里奈さんは僕に言った

「ごめん変な噂たてられるの嫌だよね」

僕は言った

「別に大丈夫ですよ」

僕は別にいやとかは思わなかった。だがなぜそこまでして僕と話してくれるのかが全然わからなかった。


そのまま謎に思ったまま日にちは過ぎていった


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