灼熱の魔女と夢見る少女 其の零
ほぼ説得回デス
ーーーーーーーー数日後ーーーーーーー
「で、ここが草原か、街外れは魔物がいるって言ってたけど、まったくいないな、まあ出くわさないのはいいことなんだけど」
「なんか、静かすぎて逆に不気味だね」
[例の大量発生で別の魔物が近ずかないのかもな]
「うおっ、びっくりした、そうだったそっちからもかけれるんだったな、完全に世界通信のこと忘れてたわ」
[そう、最初はかけ方がわからなかったけど、なんとなくぐわぐわーってやったらできた]
「なんだよそれ」
「あ、あの小屋がフレイさんのいる小屋かな」
「お、話してるうちについたか、とりあえずまたな」
[ああ]
徳がそういった後、プツン、と通話が切れた
「あの、ここってフレイさんの家で会ってますか?」
ノックをしながらそう言うと、しばらくの沈黙の後、小屋の中から声が聞こえた
「、、、そうだが、」
「要件があってきたんですけど、、、」
「、、、」
そう聞くと、沈黙が返ってきた
「フレイさん?」
「、、、今更私に用などないだろう、最悪の魔女の私になど」
「最悪の魔女?よくわかんないけど、この平原の先が大変なことになってるんです、そしたら知人から、あなたのことを聞いて、助けを求めに来たんです」
一応レイティスのことは向こうから言わない限り言わないようにしておきたいが、、、
「ふっ、その者の名は知らぬが私の名を出すとはよほどの怖いもの知らずかよほどの馬鹿だな、私がどんな失敗を犯したのか知らずに」
「ともかく、あなたの力が必要なんですよ」
「無理だ、協力はできん」
ああ、だめだこのままじゃらちが明かない、仕方ない、レイティスの名前を使うしか、、、
なぜそこまで、私にこだわるのだろうか、ほかに強い者などいくらでもいるであろうに、、、
何か事情があるのだろうか、それでもその事情を話してもらわねば協力はできんし、、、あれを使うしかないか、許可無しではあるが、、、
使用:記録をつかさどる者<記憶挿入>
、、、、!!
その記憶が流れたとたん、私はすぐさま扉を開け、言った
「あなたたちは、、、レイティス様の使者、なのですか?」
制作完了時刻 AM 1:30